安西信行さんと河合克敏さんの対談は、2018年刊の『漫画家本 vol.5 河合克敏本』に収録されています。
公開された対談の冒頭では、安西さんが河合さんの『帯をギュッとね!』を知ったきっかけを話しています。
安西さんが、一人の読者として雑誌を買った時の話です。

漫画の内容を知らないまま、絵に惹かれて買った
安西さんは『帯をギュッとね!』を、連載の第1話からリアルタイムで読んでいたわけではありません。
当時は『少年サンデー』の読者ではなく、連載が始まったことも知らなかったと語っています。
書店で偶然見かけた『サンデー』の表紙に、巧、保奈美、桜子の三人が描かれていました。
安西さんは、どんな内容の漫画なのか分からないまま、その絵に惹かれて雑誌を買いました。

河合さんによれば、その表紙は、初めて単独で『サンデー』の表紙を描かせてもらった時のものです。
第1話が載った号は、複数の作品の絵が入る集合表紙でした。
二人のやり取りで、安西さんが買った雑誌と、河合さんが初めて表紙を担当した記憶がつながります。
河合克敏は、アイドル雑誌のような表紙を描きたかった
安西さんは対談の中でも、その絵がとても好きだと伝えています。
河合さんは、当時のアイドル雑誌の表紙のような感じで描きたかったと説明しました。
柔道漫画の『帯をギュッとね!』との出会いは、安西さんの場合、競技の内容を知る前に絵へ惹かれたことから始まっています。
この対談を読める本
『河合克敏本』には、安西さんとの対談のほか、河合さんの長いインタビューや仕事場の紹介、作品論などが収録されています。
『帯をギュッとね!』『モンキーターン』『とめはねっ!』を描いた河合さんの仕事を、いくつもの角度から知る一冊です。

まとめ
安西さんが『帯をギュッとね!』に惹かれた話と、河合さんがその表紙を描いた話を、同じ対談で読めます。
安西さんにとっては、内容を知らずに雑誌を買いたくなる絵でした。
河合さんにとっては、アイドル雑誌のような雰囲気で描きたかった表紙でした。
対談では、好きな表紙の思い出から、その絵を描いた時の狙いまで聞けるのです。


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