『クロノクルセイド』原作とアニメは何が違う?結末と放送時期を整理

銃を持つロゼットと赤い服のクロノを描いたテレビアニメ版のビジュアル 森山大輔
テレビアニメ『クロノクルセイド』/原作:森山大輔、アニメーション制作:GONZO。©2003 福音弾。

『クロノクルセイド』の原作漫画とテレビアニメは、ロゼットとクロノが迎える結末が異なります。
アニメでは二人が一緒に命を終えるのに対し、漫画ではロゼットが大人になるまで生きます。
同じ主人公を描いていても、二人に残された時間の描き方が違うのです。

漫画を描いたのは森山大輔さんで、テレビアニメを制作したのはGONZOです。
物語の違いと、映像化された当時の経緯を分けて見ていきましょう。

銃を持つロゼットと赤い服のクロノを描いたテレビアニメ版のビジュアル
テレビアニメ『クロノクルセイド』/原作:森山大輔、制作:GONZO。©2003 福音弾。 出典

結末の違いは、ロゼットに残された時間にある

ロゼットはクロノと契約を結び、彼の強大な力を使う代わりに、自分の寿命を消耗します。
この契約が二人の関係に深く関わる点は、漫画とアニメに共通しています。

アニメの終盤では、ロゼットが残された命をクロノに託し、アイオーンとの最後の戦いに臨みます。
最終回では二人が共に最期を迎え、さらに、後年の街にアイオーンに似た男が現れます。
二人の死だけでなく、戦いが終わったはずの世界にも不穏な姿を残す結末です。

漫画でもロゼットは最後に命を落とします。
ロゼットは戦いの後も生き、大人の女性になります。
アニメと違い、アイオーンが復活したことを示す場面もありません。

森山大輔 クロノクルセイド 原版第8巻の書影。クロノとロゼット。
『クロノクルセイド』原版第8巻/森山大輔、富士見書房。 出典

アニメの放送と、原作の最終盤は重なっていた

テレビアニメは、2003年11月から2004年6月まで、全24話が放送されました。
一方、2004年5月発売の『ドラゴンエイジ』では、漫画の『クロノクルセイド』がクライマックスを迎える作品として紹介されています。
原作が遠い過去に完結してから、改めて全編を映像化したわけではありません。

漫画の最終第8巻が出たのは、アニメ放送終了後の2004年8月でした。
アニメを見終えてから漫画を読んだ人は、同じ二人が別の結末にたどり着くのを見ることになります。

ロゼットとクロノを描いたクロノクルセイド新装版第1巻の表紙
原作漫画『クロノクルセイド』新装版第1巻/森山大輔、少年画報社。 出典

漫画も終盤に入っていた時期に、アニメも放送されていました。
ただし、最終巻の発売が後だったことだけで、アニメの結末を変えた理由までは決められません。
単行本の発売日と、制作側が原作の先の展開を知った時期は別だからです。

森山大輔とアニメスタッフ、それぞれの担当

アニメでは、原作・森山大輔、監督・紅優、シリーズ構成・冨岡淳広と担当が分かれています。
原作漫画とアニメでは、物語を作る体制も異なります。

超解!クロノクルセイドの表紙。ロゼットとクロノ。
『超解!クロノクルセイド』/原作・監修:森山大輔、編:ドラゴンマガジン・ドラゴンエイジ編集部、富士見書房。 出典

関連書籍『超解!クロノクルセイド』では、森山さんは原作・監修として名前が載っています。
アニメのスタッフ表とは別に、こうした書籍での仕事もあります。

まとめ

二つの結末では、ロゼットが誰と、どれだけの時間を過ごせるかが変わります。
出来事の違いを押さえると、同じ二人の関係が、漫画とアニメで違う余韻を残す理由も分かります。

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