冨樫義博さんの漫画制作には、以前からアシスタントが参加しています。
『幽☆遊☆白書』当時の仕事場では、背景を描いていたスタッフが、自作のネームを冨樫さんに読んでもらうこともありました。[味野くにおさんへのインタビュー]
『幽☆遊☆白書』は、冨樫さんと二人のアシスタントで始まった
『幽☆遊☆白書』の初回から制作を手伝っていたのが、漫画家の味野くにおさんです。
仕事場は冨樫さんを含めて三人で始まり、後にアシスタントが一人増えて四人になりました。
毎週、二泊三日か三泊四日の泊まり込みで、連載の原稿を仕上げていたそうです。
スタッフは背景を描き、集中線などの効果を加え、陰影や模様を付けるスクリーントーンを貼っていきました。
アシスタント全員が背景から仕上げまで対応できたため、工程ごとの担当は固定せず、順に作業を進めていたといいます。
背景にいる群衆などの「モブ」は、比較的自由に描かせてもらっていました。[当時の人数と仕事内容についての証言]
自分の漫画を見せると、冨樫さんが笑ってくれた
味野さんは仕事を手伝いながら、自分の漫画も描いていました。
コマ割りや台詞を組み立てる「ネーム」を冨樫さんに見せ、助言をもらうこともあったそうです。
そのやり取りは、味野さんが仕事場での経験を描いた『先生白書』にも残っています。
原稿に追われる中で、冨樫さんは話を一つに絞ることや、最初のページでキャラクターの魅力を伝えることを勧めています。
味野さんは、ギャグ漫画のネームを読んだ冨樫さんが、声を出して笑ってくれたとも振り返っています。[インタビューと『先生白書』の公開抜粋]
『先生白書』が扱うのは、『幽☆遊☆白書』の連載開始時期から『レベルE』までの仕事場です。
背景や仕上げを担当していた味野さんが、冨樫さんと過ごした日々を描いた一冊です。[イースト・プレス『先生白書』]
『HUNTER×HUNTER』では、背景の指定も冨樫さんの仕事
『HUNTER×HUNTER』でも、冨樫さん自身がスタッフとの制作について発信しています。
2022年にはスタッフの増員を発表し、背景や効果の指定を作って、原稿の返却を待つ工程を伝えていました。[冨樫義博 公式X]
背景を任せるにも、どう描いてもらうかを決める仕事があります。
冨樫さんが公開した封筒には、キルアの絵と「背景指定書 完成」の文字が書かれています。
スタッフへ渡す指定を用意することも、冨樫さんが担っている仕事です。[背景指定書の完成を伝えた公式投稿]

現在の正確なスタッフ人数は、2026年9月21日時点で確認できていません。
まとめ
冨樫義博さんは、背景や効果などを担うアシスタントとともに漫画を制作してきました。
『幽☆遊☆白書』当時の味野さんは、原稿を仕上げる仕事をしながら、自分の漫画への助言も受けていました。
『先生白書』には、味野さんの作品を読み、笑ってくれた冨樫さんの姿が残っています。



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