冨樫義博さんが絵を描くところを見たいなら、2016年発売の『ジャンプ流!vol.21 まるごと冨樫義博』があります。
クラピカのカラーイラストを描く様子と本人の声を収めたDVD、デビューや連載について語る冊子、複製原画とモ写用紙を組み合わせた特集号です。
漫画本編では、完成した絵と台詞からクラピカの物語を読みます。
この号では、クラピカを描く手の動きや、描いている本人の説明にも触れられます。
DVDは53分。クラピカを描く手元と、本人の声を収録
DVDには、『HUNTER×HUNTER』の制作スタジオを訪ねた映像と、クラピカのカラー執筆風景が収められています。
冨樫さん本人の解説やインタビューも入り、収録時間は約53分です。

紹介用に公開された一場面でも、クラピカを描く手元を近くから見ることができます。
完成した表情を眺めるときとは違い、一本ずつ線を加える作業に目が向きます。
DVDでは、その作業について本人の声による説明も聞けます。
作画の実演と制作スタジオの紹介は、2016年に発売された特集の記録です。
当時の仕事場や描き方を知る資料です。
冊子では、デビュー前から連載までを本人が語る
冊子の「秘伝ガイド」には、冨樫さんのロングインタビューが載っています。
話題はデビュー前や連載にまつわる出来事に及びます。
冨樫さんは『てんで性悪キューピッド』で連載を始め、『幽☆遊☆白書』『レベルE』『HUNTER×HUNTER』と、違う形式の作品を描いてきました。
一枚のイラストをどう仕上げるかに加え、そうした仕事を重ねてきた人の話を読めるのが、冊子の役割です。
また、物語の作り方や構図の技法を扱う研究記事、制作に関する資料も掲載されています。
本人へのインタビューと、作品の技法を分析する記事は別の内容です。
作者の言葉と作品の作りを、両方から知るための構成になっています。
複製原画と『幽遊白書』のモ写用紙も付属
付録には、カラーの複製原画と、『幽☆遊☆白書』の場面を使ったモ写用紙があります。
モ写用紙は、用意された絵に自分でペンを入れられるものです。
映像で描く様子を見て、手元の用紙では自分でも線を引いてみる。
作品のファンに向けた資料であると同時に、漫画を描いてみたい人のための講座でもあります。
今から探すなら、第21号と付録の内容を確認
2026年9月21日の確認時点では、集英社の公式通販「HAPPY PLUS」の商品ページに在庫ありの表示があり、税込価格は1,419円でした。
販売状況は変わるため、注文する際は同ページの表示をご確認ください。
中古で探す場合は、冊子だけなのか、DVDや付録も付いているのかを確認すると、欲しい内容との食い違いを避けられます。
制作映像が目当てなら、DVDの有無と再生環境が特に大切です。
まとめ
『ジャンプ流!』の面白さは、好きな絵を眺めるところから、描く人の作業へ近づけることにあります。
クラピカの線が作られていく様子を知ると、完成したイラストを見返すときにも、顔や服の線へ目が向きそうです。
冨樫さんの作品が好きで、次は「どう描いているのか」を知りたくなった人に向いた特集号です。


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