『3×3EYES』はどの順番で読む?本編と二つの続編のつながり

ピンクの題字を重ねた鬼籍の闇の契約者第1巻の表紙 漫画家・作者
『3×3EYES 鬼籍の闇の契約者』第1巻・高田裕三/講談社。 出典

高田裕三の『3×3EYES』を初めて読むなら、本編、続編『幻獣の森の遭難者』、さらに続編『鬼籍の闇の契約者』の順です。
通常の単行本では、本編が全40巻、『幻獣の森の遭難者』が全4巻、『鬼籍の闇の契約者』が全8巻。
2026年10月現在、この三つはいずれも完結しています。
続編は本編を描き直した作品ではなく、八雲とパイたちのその後を描いた新しい物語です。

読む順番は、本編から『幻獣』、そして『鬼籍』

読む順番・シリーズ 通常の単行本
1.『3×3EYES』 全40巻・2002年完結
2.『3×3EYES 幻獣の森の遭難者』 全4巻・2016年完結
3.『3×3EYES 鬼籍の闇の契約者』 全8巻・2023年完結

この順番は、高田がシリーズを発表した順番でもあります。
本編は1987年に始まり、2002年に完結しました。
その後、2014年末に『幻獣の森の遭難者』、2016年末に『鬼籍の闇の契約者』が始まっています。
三つを通常の単行本でそろえると、合計52巻です。
文庫版や新装版などでは本編の巻数が変わるので、上の表は通常の単行本の巻数として見てください。

本編は、パイと八雲が旅に出るところから

本編『3×3EYES』の出発点は、妖怪の少女・パイの、人間になりたいという願いです。
不死人となった藤井八雲は、パイとともに人間になる方法を探し、香港、日本、異世界を巡る冒険へ向かいます。
鬼眼王との戦いも、二人の出会いから続く長い物語の中にあります。

本編では、八雲とパイが旅をする理由や、後に続編にも登場する仲間や敵との出会いが描かれます。
本編の最終巻は第40巻です。
本編は2002年に一度完結し、高田が後から八雲とパイたちの新しい冒険を描き始めました。

『幻獣の森の遭難者』は、最終回から12年後

『幻獣の森の遭難者』は、前作の最終回から12年後の八雲とパイたちを描く続編です。
この12年は、物語の中で過ぎた時間です。
以前の出来事を最初から描き直すリメイクではなく、あの冒険の後に始まった新しい事件を描いています。

高田裕三の3×3EYES 幻獣の森の遭難者第1巻の表紙
『3×3EYES 幻獣の森の遭難者』第1巻・高田裕三/講談社。 出典

高田は、2015年の対談で、完結作へ戻ることには怖さがあったと振り返りました。
続編の依頼を受けても、すぐには再開できなかったのです。
もう一度『3×3EYES』を描くまでの迷いを経て、WEBのヤングマガジン海賊版で新しい連載が始まりました。

3×3EYES 幻獣の森の遭難者の街並みと少女を描いた冒頭ページ
『3×3EYES 幻獣の森の遭難者』冒頭の試し読みより・高田裕三/講談社。 出典

八雲とパイだけでなく、以前からの登場人物にも時間が流れています。
葉子とハーンは結婚し、娘のセツが生まれていました。
高田との対談では、読者でもある漫画家・和夏弘雨が、昔からの人物が新しい話を支える楽しさを語っています。
本編の人物を知っていると、事件の続きを読むことと、懐かしい仲間のその後を見ることが重なります。

『幻獣の森の遭難者』は第4巻で完結しました。
本編をすでに読んでいて、その後を知りたい人は、『幻獣の森の遭難者』第1巻から進めます。

『鬼籍の闇の契約者』も、八雲とパイの物語

次に発表された『鬼籍の闇の契約者』は、2016年末にeヤングマガジンで始まった続編です。
第1巻は2017年に発売されました。
この作品も、鬼眼王との最終決戦から12年後の世界を舞台にしています。

『鬼籍の闇の契約者』の物語は、サンハーラ神殿の異変と、東京のある少年に起きる出来事から動き始めます。
本編で描かれた戦いの後にも残るサンハーラが、再び新しい事件に関わってくるのです。
八雲とパイが引き続き登場し、本編の設定を引き継いだ新しい事件が描かれます。

『鬼籍の闇の契約者』は2023年発売の第8巻で完結しています。
二つの続編も、今は最後まで続けて読めます。

まとめ

初めて『3×3EYES』を読むなら、パイと八雲が出会う本編から始め、その後の二つの続編へ進むのが分かりやすい順番です。
本編を読んだことがある人にとっては、『幻獣の森の遭難者』第1巻が、その後の八雲たちに会う入口になります。
和夏が続編で楽しんだのは、知っている人物が、新しい物語の中でまた活躍することでした。
本編を読み終えた人は、完結を見届けた八雲たちが、今度はどんな冒険へ向かうのかを続編で読めます。

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