『QUO VADIS~クオ・ヴァディス~』は、新谷かおるさんが原作、佐伯かよのさんが作画を担当した作品です。
二人の仕事の関わりは、この合作だけではありません。
新谷さんが独立後に作品を持ち込むときも、佐伯さんが背中を押していました。
『クオ・ヴァディス』では、新谷かおるが原作、佐伯かよのが作画
『クオ・ヴァディス』は、ヴァンパイアとそれを狩る者たちの争いに、大きな秘密が隠されたファンタジーです。
作品の紹介ページにも、佐伯さんが作画、新谷さんが原作と明記されています。
本編は全20巻で完結し、外伝『漆黒の玉座 静寂の回廊』も刊行されています。
外伝も同じ二人の担当で、本編では語られなかったアテナの過去を描く作品です。
新谷さんの物語を、佐伯さんの絵で読む合作として続いていきました。
独立後の持ち込みを、佐伯かよのが後押しした
二人の関わりをさかのぼると、新谷さんが松本零士さんの仕事場を離れた頃の話があります。
2023年の本人インタビューによると、新谷さんは独立後、しばらく漫画を描きためていました。
やがて佐伯さんが背中を押し、新谷さんは秋田書店の編集者に作品を持ち込んだそうです。

持ち込んだ作品は『翔ぶ日に…』でした。
その持ち込みが、『戦場ロマン・シリーズ』の連載につながったと新谷さんは振り返っています。
新谷かおるが振り返った、合作ならではの展開
2024年の本人インタビューで、新谷さんは『クオ・ヴァディス』を、以前に漫画原作を経験した作品の一つに挙げています。
新谷さんは、自分が想定していないところで登場人物が死んだり、設定と異なるものが出てきたりしたと、笑い交じりに振り返っていました。

同じ取材で新谷さんは、原作を書くときには、まず絵を描く漫画家に感動してもらい、描きたいと思ってもらうことが大切だと説明しています。
原作者の文章に絵が加わって、一つの漫画になるという考えです。
まとめ
佐伯さんは、新谷さんが独立後に漫画を持ち込むときには背中を押し、後には新谷さんの物語を絵にする作家として組みました。
二人の仕事をたどると、合作の担当表記だけでなく、新谷さんが次の仕事へ踏み出す転機にも、その関わりが残っています。



コメント