『極黒のブリュンヒルデ』の担当編集・西村新平さんは、シリアスな展開の途中に入る、予想外のギャグを作品の魅力に挙げています。
後年、岡本倫さん自身も『パラレルパラダイス』について、暗い雰囲気を長く続けすぎないようにしていると語りました。
作品の怖さと一緒にある、笑いや人物の明るさには、どんな工夫があるのでしょうか。
担当編集が挙げた、予想外のギャグ
たとえば『極黒のブリュンヒルデ』第1巻で、良太は寧子が九九も分からない一方、異様に力が強いことを知ります。
特殊な少女との会話が、その力を恐れるだけの場面にはならず、学校での勉強との落差も見せるのです。
2014年の取材で西村さんは、シリアスな展開の途中に入る意外なギャグや、ラブコメの要素も作品の魅力として挙げています。

過酷な世界でも、人物は明るく描く
岡本さんが人物を明るく描く理由を語ったのは、2020年の『パラレルパラダイス』についてのインタビューです。
過酷な運命を背負った登場人物たちが、元気で前向きに描かれている理由を尋ねられ、岡本さんは、暗い感じが長く続かないよう気をつけていると答えています。
人物の元気さや前向きさを描くことが、作品の暗い雰囲気を長引かせない工夫になっています。

まとめ
『極黒のブリュンヒルデ』では、危険を背負う少女に、日常の会話で意外な顔を見せる余地があります。
『パラレルパラダイス』について岡本さんが語ったのも、人物の前向きさを描き、暗い雰囲気を長引かせない工夫でした。
二つの説明からは、過酷な出来事だけで登場人物の印象を埋めない作り方が見えてきます。

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