福地翼が語った主人公の条件――目力・信念・好感と、斎下の危うさ

木とリサイクル缶の前に座る植木耕助らを描いた、うえきの法則1巻の表紙 漫画家・作者
『うえきの法則』1巻書影/福地翼、小学館。

福地翼さんは、主人公の条件を尋ねられた際、目力、信念、好感を挙げています。
ただし、あらかじめ三つの条件を決めていたという話ではありません。
2016年の本人回答では、それまで条件を考えたことはなかったと断ったうえで、自作を振り返って答えていました。

主人公の三条件は、作品を振り返って出てきた答え

福地さんへの質問は、主人公に三つの条件があるか、というものでした。
福地さんはまず、考えたことはないと答え、それから目力は必要そうだと振り返ります。
続いて、信念があるか、好感を持てるかも大事かもしれないと挙げています。

この回答は、全作品へ同じ条件を当てはめるための決まりというより、描いてきた人物にどんな特徴があったかを本人が言葉にしたものです。

斎下では、自己犠牲とあどけなさを意識する

『サイケまたしても』の主人公、斎下を描くときに意識する点について、福地さんは2017年の本人回答で語っています。
挙げたのは、自己犠牲の精神とあどけなさです。

どこにでもいそうな少年に見えて、ときどき放っておけない危うさが見える。
福地さんは、そのような人物として斎下を捉えていました。

青い背景と風船の中で、両手足を広げる斎下を描いたサイケまたしてものイラスト
『サイケまたしても』10巻の発売時に、福地翼が公開したイラスト/福地翼、小学館。 出典

主人公を好きな相棒を描くことも、福地翼の好み

相棒の生み出し方を尋ねられた2016年の回答では、福地さんは氷頭や佐野を例に挙げています。
福地さん自身が好きなのは、主人公のことを好きな人物だという説明でした。

福地さんにとって、主人公には作者自身の分身という面もあり、その主人公を好きになるヤンキーや強者がそばにいると嬉しい。
福地さんは、そうした組み合わせを描く喜びも語っています。

考えたキャラクターを物語の中でどう動かすかについては、福地翼の「自由演技」でも本人の説明を紹介しています。

まとめ

主人公の条件を尋ねた回答からは、目力や信念といった特徴への関心が見えてきます。
相棒について尋ねた回答からは、そんな主人公を好きになってくれる人物を描く嬉しさが伝わる。
福地さんの人物作りには、主人公の姿や考え方とともに、主人公が誰かに好かれる関係を描く楽しさもあります。

この記事もおすすめ

コメント

アクセス解析について
タイトルとURLをコピーしました