あだち充のヒロインにはモデルがいる?本人の回答と『クロスゲーム』の例

タッチの新連載巻頭カラー扉に描かれた達也・和也・南 あだち充
『タッチ』新連載時の巻頭カラー扉/あだち充、小学館。

『タッチ』の浅倉南には、モデルがいるのでしょうか。
2024年に女性キャラクターへの影響を尋ねられたあだち充さんは、名前を挙げればきりがないほど、多くの人から影響を受けたと答えています。
この回答は、南だけのモデルを一人特定したものではありません。
一方、『クロスゲーム』には、モデルになった人物が語られている例もあります。

浅倉南のモデルも気になる、という質問への回答

2024年5月14日放送の『イワクラと吉住の番組』で、あだちさんは芸人たちの質問に直筆で答えました。
好きな女性芸能人を聞いたマユリカの中谷さんは、ヒロインへの影響や、浅倉南にモデルがいたのかも知りたいと、質問の意図を説明しています。

タッチの新連載巻頭カラー扉に描かれた達也・和也・南
『タッチ』第1話の新連載カラー扉/あだち充、小学館。 出典

あだちさんの返事は、女性キャラクターに影響した人は、物心ついたころから数えれば挙げきれない、というものでした。
回答には「現在も増員中…」という、茶目っ気のあるひと言も添えられています。
誰か一人の名前を明かす代わりに、長い間に受けてきた影響の多さを伝えた回答です。

椅子に座り、笑顔で話すあだち充
2024年公開の糸井重里さんとの対談に掲載された、あだち充さんの写真/ほぼ日。 出典

『クロスゲーム』の青葉には、モデルの証言がある

別の作品では、具体的な名前が挙がっています。
『クロスゲーム』を担当した市原武法さんは、2026年公開の柳川悠二さんとの対談で、月島青葉のモデルは野球選手の片岡安祐美さんだと話しました。
市原さんによると、片岡さんは、あだちさんと市原さんの二人が好きだった選手です。

光にステップ幅について助言する青葉を描いたクロスゲームの原作ページ
『クロスゲーム』第15巻、第131話「後半だよ」/あだち充、小学館。 出典

青葉は、主人公の樹多村光が野球の助言を求めるほどの実力を持つ人物です。
市原さんは、作中で青葉が選手として夏の甲子園を目指せない思いにも触れ、光がその思いを背負っていく構成を説明しています。
ヒロインが野球に打ち込む人物として描かれた背景に、実在の選手とのつながりがあったのです。

まとめ

青葉の話では、作中の野球少女と、作者や担当編集者が関心を寄せていた実在の選手がつながります。
あだちさんのヒロインをたどると、登場人物の魅力だけでなく、その背景にある、現実の人たちへの関心にも触れられます。

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