田村由美40周年のポストカードBOXとは?歴代作品の40枚と作者コメント

田村由美40周年記念のポストカードと黒と金の収納箱、整や猫などのカラーイラスト 漫画家・作者
田村由美デビュー40周年記念「スペシャルポストカードBOX」の紹介/小学館、2023年。

田村由美さんのデビュー40周年に合わせ、2023年に告知されたのが「スペシャルポストカードBOX」です。
『BASARA』『7SEEDS』『ミステリと言う勿れ』などのカラーイラストを40枚のカードにし、全イラストへの作者コメントを添えた商品として紹介されました。
同じ40周年の記念本『KALEIDOSCOPE』とは別の企画で、歴代作品の絵を一枚ずつ楽しめる内容です。

田村由美40周年記念のポストカードと黒と金の収納箱、整や猫などのカラーイラスト
デビュー40周年記念「スペシャルポストカードBOX」の紹介/小学館、2023年。 出典

『巴がゆく!』から『ミステリと言う勿れ』まで

2023年の公式案内では、『巴がゆく!』『BASARA』『龍三郎シリーズ』『7SEEDS』『ミステリと言う勿れ』などの絵が入ると紹介されています。
歴代作品のイラストを合わせて40枚にしたセットです。

公開された紹介では、こいのぼりと青空を背にした整、洗濯物のそばの猫、夜景の上を舞うような人物たちなどが並んでいます。
一つの作品の世界を順に追う本とは違い、作品をまたいで色や構図を見比べられるのが、このセットの楽しみ方です。

箱は黒と金を基調に、複数のイラストを配したデザインで紹介されました。
セットにはカード40枚と、田村さんの全イラストコメント入りシートが付いています。
好きな絵を眺めながら、その絵に田村さんがどんな言葉を添えたのかも読める構成です。

カラーの絵にも、作者の思い入れがある

田村さんは、2002年の公式インタビューでも、カラーイラストを描くのがとても好きで、一枚一枚に思い入れがあると話しています。
好きな絵を一つ選んでほしいという問いに対し、コミックスのカバーはどれもかなり好きで、広い画面の中に細かなものがたくさん入った絵も好むと答えていました。

この回答はポストカードBOXより前のものですが、田村さんのカラーの仕事に関心を向ける手がかりになります。
物語の結末を知るためだけでなく、カバーや一枚絵を見返すために田村作品を手に取る楽しみもあります。
『BASARA』では文庫のカバーを全巻描き下ろしており、その違いはコミックス版と文庫版の記事で紹介しています。

記念本『KALEIDOSCOPE』とは何が違う?

田村由美デビュー40周年記念本KALEIDOSCOPEの表紙
『田村由美デビュー40周年記念本 KALEIDOSCOPE』/小学館、2023年刊。ポストカードBOXとは別の商品。 出典

40周年には、記念本『KALEIDOSCOPE』も刊行されました。
こちらはイラストギャラリーに加え、読み切り、歴代キャラクターの合同番外編、対談やロングインタビュー、作品ガイドなどを収めた本です。
小説のカバーや挿絵も掲載され、漫画の連載以外の仕事にも触れられます。

ポストカードBOXは40枚の絵とコメントを手元で楽しむ商品、記念本は漫画や言葉も通じて作者の歩みをたどる本。
同じ40周年でも、楽しむ内容と形が違います。

まとめ

40周年のポストカードBOXは、田村作品を読み進める楽しみに、一枚絵を眺めて選ぶ楽しみを加える企画でした。
歴代作品のカードを並べ、好きな絵を作者のコメントと一緒に見直してみる。
漫画の中の人物を好きになったあと、その人物たちがカラーでどんな姿を見せるかにも関心が向く人には、心惹かれる記念企画です。

この記事もおすすめ

コメント

アクセス解析について
タイトルとURLをコピーしました