岡本倫さんの経歴と創作の変化を知るなら、2020年の本人インタビュー全4回が入口になります。
話作りや取材の具体的な方法を読みたいなら、2015年の漫画講義。
『極黒のブリュンヒルデ』が生まれるまでの経緯は、2014年の担当編集者への取材で読めます。
知りたいことに合わせて、読み始める記事を選べるように整理しました。
デビューまでの経緯と、その後の変化を読む
ヤンマガWebの2020年12月の連続インタビューでは、岡本さんが子どもの頃の憧れから、連載での話の作り方まで語っています。
第2・3回には、担当編集の星野さんも登場します。

たとえば第1回の漫画家になるまでの回想では、岡本さんが退職後の挑戦に半年という期限を設けていたことが分かります。
第4回では、自分が面白いと思った話に自信を持てるようになった経験が語られます。
話作りや取材の方法を読む
集英社シンマン賞の公式バックナンバーには、2015年7月の「第25回・岡本倫」の漫画講義が全5週分あります。
新人作家の質問に、岡本さんが自分の考え方を答える企画です。

第3週では、写真や選手の話だけでは分からなかったことを、競技の現場で知った経験を語っています。
第5週では、自分の漫画が他人にも面白いのか不安だった新人時代を振り返ります。
抽象的な創作論だけでなく、取材で何に気づき、担当者の指摘をなぜ聞いたのかという、具体的な仕事の話を読める講義です。
各原稿は画像形式です。
第2週以降の原稿には、当時の新人賞の募集欄もあります。
『極黒』の誕生を担当編集者の側から読む
2014年の西村新平さんへのインタビューでは、『極黒のブリュンヒルデ』が読み切り『きみとこうかん』を原型にしていたと説明されています。
読み切りのヒロインの性格・名前・能力を、連載の複数の少女へ振り分けたことも分かります。

西村さんは、岡本さんから出た「魔女っ子24」という言葉や、別作品のプロットが届いたときの驚きも振り返っています。
岡本さん自身が話作りを語る講義と合わせて読むと、読み切りから連載への組み替えを、作品を担当した人の側から知ることができます。
まとめ
2020年の第3回で、岡本さんは担当編集者を最初の読者だと話しています。
実際の取材には、担当者との雑談が作品の設定に使われ、ネームを読んだ担当者が驚いたというやり取りも出てきます。
本人が何を考えたかと、そばで作品を読んだ人が何に驚いたか。
両方の話を読むことが、岡本さんの漫画が形になる過程を知る面白さにつながります。

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