望月ミネタロウのインタビューはどこで読める?作品と制作の話が聞ける公開資料

ちいさこべえの人物が描かれた総特集望月ミネタロウの書影 望月ミネタロウ
『総特集 望月ミネタロウ』/河出書房新社。

望月ミネタロウさんの本人インタビューを読みたいときは、知りたい作品や仕事の話から選ぶと入りやすくなります。
制作の進め方なら特集本の公開抜粋、『ちいさこべえ』の描き方なら完結記念対談、『ドラゴンヘッド』ならニューヨークでの取材が入口になります。
ここでは、ネットで公開されている取材の内容と、どんな疑問から読めるかを紹介します。

道具やネーム、仕事場を知るなら、特集本の公開抜粋

『総特集 望月ミネタロウ』の本人インタビューには、公開抜粋があります。
カブラペンを選んだ理由や、ネームで何を考えるのか、編集者とのやり取りを、本人の回答で読めます。
この取材は2023年に収録され、ネットでは2024年に公開されています。

望月ミネタロウの写真を掲載したロングインタビューの扉ページ
『総特集 望月ミネタロウ』ロングインタビューの扉ページ/河出書房新社。 出典

続きのページには、カフェやコワーキングスペースで描く話もあります。
ただし、取材時にエッセイ漫画を描いていたからできる面もある、と本人が補足しています。

アシスタントについての回答では、友人に原稿を手伝ってもらった初期から、複数人で描いた作品へと話が進みます。
どんな漫画を描いていた時期の話かを追うと、道具と人手の変化もつかみやすくなります。

公開されているのは、特集本に収められたロングインタビューの一部です。
約2万5千字のインタビュー全体が、そのままネットに載っているわけではありません。
特集本のほかの内容は、収録内容を紹介した記事でもまとめています。

『ちいさこべえ』の場面を読み返すなら、完結記念対談

『ちいさこべえ』の描き方を知りたいなら、松浦弥太郎さんとの完結記念対談が向いています。
2015年のイベントを収めた記録で、作中のページを見ながら、二人が描写について話しています。

ちいさこべえ完結記念イベントで対談する松浦弥太郎と望月ミネタロウ
2015年4月2日の『ちいさこべえ』完結記念イベントで対談した、松浦弥太郎さんと望月ミネタロウさん。 出典

人物の顔を見せず、動作や持ち物、装いから心情を想像してもらう。
望月さんの説明と、作品を読んだ松浦さんが気になった細部を、行き来できる対談です。
記事には、二人が取り上げた原作ページも載っています。

さらに原作小説を選んだ経緯まで知りたい場合は、2016年の公開インタビューも読めます。
英語掲載で、望月さんに加え、原作選びを手伝った編集者の回答も収められています。
なぜ原作付きの漫画を試したのか、どんなテーマに合う小説を探したのかまで、話が広がっています。

眼鏡をかけ傘を持つ望月ミネタロウの写真
望月ミネタロウ/2016年の本人取材掲載写真。 出典

『ドラゴンヘッド』の怖さと、ほかの作品へ広がる質問

2025年のAnime NYCでの本人取材も、英語で公開されています。
『ドラゴンヘッド』では、人物の視点を守り、読者へ何を見せなかったかという制作の話を読めます。
原作を読み終えて、なぜあの怖さを感じたのか知りたいときに、作者の説明へ進めます。

英語合本版Dragon Head Omnibus第1巻の表紙。青く描かれた男女と赤い巻数1。
Dragon Head Omnibus, Volume 1/Minetaro Mochizuki、Kodansha。 出典

質問は『バタアシ金魚』からホラーへ移った理由や、ウェス・アンダーソン監督の『犬ヶ島』を漫画化した仕事にも及びます。
代表作の話から、同じ作者のほかの漫画へ興味を広げたい人にも読める取材です。

まとめ

気になった場面のある作品から、本人がその漫画について話した取材へ進む。
そうすると、完成した漫画を読むだけでは見えない、描き方を選ぶ途中の迷いや工夫にも触れられます。
好きな作品を読み返したくなったり、別の一冊が気になったりすることも、インタビューを読む楽しみです。

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