綾峰欄人さんは、『GetBackers―奪還屋―』の漫画を担当し、『ホーリートーカー』を一人の著者として発表しています。
そのほか、小説の挿絵、『マジェスティックプリンス』の漫画構成、縦読み作品のネームも手がけてきました。
綾峰さんの主な作品と、それぞれの担当を整理します。
主な作品と担当の一覧
『マジェスティックプリンス』の担当名は、公式の「漫画構成」に合わせています。
綾峰さんが2012年の取材で説明した実際の作業は、シナリオとネームです。
『GetBackers』――青樹佑夜の原作を漫画にする

綾峰さんは1999年、『週刊少年マガジン』の『GetBackers』でデビューしました。
美堂蛮と天野銀次が依頼を受け、奪われたものを取り戻す物語で、原作は青樹佑夜さん、漫画は綾峰さんです。
綾峰さんは、デビュー当時、自分のネームを青樹さんや担当編集者に見せ、見せ方を褒められたと振り返っています。
コマ割りや場面の見せ方も、綾峰さんの仕事に含まれていました。
二人の分担については、『GetBackers』は誰が何を作った?で詳しく紹介しています。
小説『サイコバスターズ』――同じ相手と、挿絵の仕事へ

2004年に第1巻が刊行された小説『サイコバスターズ』も、青樹さんとの共同作品です。
超能力を持つ少年少女たちが組織に立ち向かう物語で、綾峰さんは挿絵を担当しました。
講談社の書誌では、青樹さんが「著」、綾峰さんが「絵」と記載されています。
同じ題名の漫画版は、奈央晃徳さんが漫画を担当しています。
『サイコバスターズ』で綾峰さんの絵を読みたい場合は、小説版を選ぶことになります。
『ホーリートーカー』――綾峰欄人が単独で発表した漫画

『ホーリートーカー』は、『月刊少年ライバル』で2008年に始まった漫画です。
悪魔と戦う生徒会執行部の前に、悪魔の力を宿した転入生・天草千歳が現れます。
講談社の書誌に記載されている著者は、綾峰さん一人です。
『GetBackers』では原作・青樹さん、漫画・綾峰さんと名前が並んでいましたが、この作品は綾峰さんの単独著作として刊行されています。
『マジェスティックプリンス』――シナリオとネームを担当

『マジェスティックプリンス』では、綾峰さんが「漫画構成」、新島光さんが「作画」を担当しています。
企画・原作のクレジットは創通/フィールズです。
少年少女たちの成長を、宇宙を舞台にした戦争とともに描く漫画です。

2012年の本人インタビューでは、綾峰さんがシナリオとネームを作り、新島さんが下書きとペン入れをすると説明しています。
担当編集者を交えた三人でアイデアを出し合う工程もありました。
『GetBackers』で原作を受けて漫画を描いた綾峰さんが、この作品ではシナリオも担い、仕上げの作画を新島さんに渡しています。
『100の魔石の大賢者』――縦読みのネームとキャラクターデザイン

2025年に公開が始まった『100の魔石の大賢者』は、綾峰さんにとって初めてのWebtoon作品です。
原案・脚本は長月観さん、ネームとキャラクターデザインは綾峰さんが担当しています。
綾峰さんが作るネームには、人物の向きや動き、台詞の配置などが描かれ、その後の線画や着彩を別の担当者が進めます。
完成した画面を一人で描く形ではなく、綾峰さんは、制作チームへ場面の見せ方を渡す役割を担っています。
その考え方は、綾峰欄人がネームを設計図と考える理由で紹介しました。
まとめ
綾峰さんの絵を読むなら『GetBackers』や『ホーリートーカー』、シナリオの仕事にも触れるなら『マジェスティックプリンス』という選び方ができます。
作品名とあわせて担当を知ると、次に読む一冊を選ぶときにも、自分が見たい綾峰さんの仕事を探しやすくなります。
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