『3×3EYES』に夢中になり、インド文化を学べる大学を選んだ読者がいます。
インド神話・インド文化研究家の天竺奇譚です。
高田裕三の漫画に惹かれたことが、大学院での研究、そして神話を紹介する本へとつながっていきました。
毎日ノートに描くほど好きだった『3×3EYES』
天竺奇譚は、2023年の本人インタビューで、インド神話に興味を持ったきっかけは『3×3EYES』だったと振り返っています。
漫画が面白く、毎日ノートにイラストを描いていました。
その熱中が進学先にもつながり、インド文化を学べる大学を選んだのです。

『3×3EYES』の絵に惹かれ、ノートに描いた読者には、漫画家の大今良時もいます。
天竺奇譚は、漫画をきっかけに興味を持ったインドの文化を学ぶ道へ進みました。
漫画から神々の姿、寺院の研究へ
天竺奇譚の専門は、南アジア文明とヒンドゥー教図像学です。
本人のプロフィールでは、図像学を、神々の像が何を持ち、どんな時代に作られたかを調べる学問として説明しています。
大学院では神々の図像や寺院の歴史を調べ、バックパックを背負ってインドへも出かけました。
東海大学大学院の修士課程を修了しています。
本人のサイトには、インドで集めてきた神々の絵が公開されています。
同じ神でも、描く物語や地方によって描き方が異なると、天竺奇譚は説明しています。
シヴァにも、静かに瞑想する姿と、踊る姿があります。
学んだ神話を、今度は人に伝える
天竺奇譚は学生時代に、インドの神々を紹介するウェブサイトを始めました。
サイト名が、そのまま現在の著者名にもなっています。
本を出す際、編集者と相談して「天竺奇譚」を名乗ることになったと、本人が説明しています。
出版につながったのは、映画『バーフバリ』に登場する神話や文化についてのSNS投稿でした。
投稿が出版社の目に留まり、2019年に『いちばんわかりやすい インド神話』が刊行されました。
本の神々の解説は、ウェブサイトに載せていた図鑑の構成をもとにしています。

神々や英雄の物語から現代の祭りや風習までが、この本の題材になっています。
神話を、遠い昔の物語だけでなく、現在のインド文化へつながるものとして知るための本です。
まとめ
天竺奇譚は、宗教観や思想の背景を知ることを、異なる文化への理解にも結び付けています。
漫画を楽しんでいた読者が、学んだ文化を他の人に伝える。
その活動を知ると、『3×3EYES』の影響を、漫画の表現だけでなく、漫画の外で続く学びの中にも見つけられます。




コメント