真島ヒロさんが語る女性キャラクターの作り方には、強さ、連載中の成長、好きな人柄という異なる面があります。
強さにはRPGや身近な女性の感覚を、エルザには描く中で育った魅力を、ルーシィには優しさや天然な一面という理想を挙げています。
それぞれの本人発言から、女性たちを描くときに何を大事にしていたかをたどります。

RPGの女の子が強い戦士でも、違和感はない
2020年のインタビューで、真島さんは女性キャラクターの強さについて尋ねられました。
振り返ればそうなっているものの、特に意識して決めてはいないという答えでした。
真島さんが例に挙げたのは、大好きなロールプレイングゲームです。
見た目は女の子でも、能力値は強い武闘家や戦士というキャラクターがいます。
自分の漫画でもその感覚で、つい強いキャラクターにしてしまうと説明しました。
女性の姿を描くことと、その人物が戦闘で強いことは、真島さんの中では自然に両立しているのです。
子どもの頃から、超えたい女性が身近にいた
同じインタビューで、真島さんは家族や友人に強い女性が多いことも話しています。
子どもの頃から、いつか超えたいと思うお姉さんのような存在が身近にいたそうです。
本人は、そんな女性たちの影響もあるのかもしれないと振り返りました。

ゲームで親しんだ強い女の子と、身近にいた強い女性。
どちらも真島さんが、女性の強さを説明する時に挙げた存在でした。
エルザは、描く中で想像以上に成長した
『FAIRY TAIL』のエルザについて、真島さんは2018年のインタビューでも印象に残るキャラクターとして挙げています。
初登場時は設定があまり固まっておらず、話が進むにつれて自分の想像以上に成長し、作品でも屈指の人気キャラクターになったと振り返りました。
お気に入りには、天狼島編で仲間と協力して戦う場面も挙げています。
作者が人物を気に入る理由は、戦闘能力だけでなく、他の人物と一緒に動く姿にもあったのです。
ヒロインの理想像には、優しさや天然な一面もある
女性キャラクターの話は、戦闘の強さだけにはとどまりません。
真島さんは2021年のインタビューで、ヒロインには自分の好きな女性像が反映されていると説明しています。
とくに自分の願望が出た人物として挙げたのが、長い付き合いのルーシィでした。

真島さんが普遍的に好きな部分として挙げたのは、優しさと、少し天然なところです。
ルーシィはツッコミが目立つけれど、根はとても優しい子だとも話しています。
真島さんの理想のヒロインには、こうした人柄への思いも込められています。
2021年の本人インタビューで語られたこの好みは、女性たちの強さとはまた違う、人物を描く時の大切な要素です。
まとめ
真島さんが女性の強さを説明する時には、RPGで親しんだ感覚と、身近な女性を思い出す言葉がありました。
お気に入りの人物の話になると、仲間との戦いや、ヒロインに重ねた優しさにも触れています。
真島さんが描く女性たちは、強いという一つの特徴に、作者自身が好きな関係や人柄を重ねたキャラクターとしても楽しめます。


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