『うえきの法則』の作者・福地翼さんは、能力バトルに加えて、卓球のラブコメや、能力を毎日試すコメディーも描いています。
ゴミを木に変える力、同じ一日を繰り返す力、藁を1本だけ動かす力。
能力の違いだけでなく、主人公がその力で何をしようとするかも、作品ごとに変わります。
主要な連載8作品を、物語の始まりと巻数から紹介します。
『うえきの法則』――ゴミを木に変える能力バトル

全16巻で完結しています。
主人公の植木は、ゴミを木に変える能力を持つ中学生です。
同級生の森あいが、消しゴムのカスから小さな木が生えるところを目撃し、不思議な力と、それを与えた先生の事情を追うところから始まります。
『うえきの法則プラス』――記憶を取り戻すため、異世界へ

全5巻で完結しています。
世界中の人々から、大切な人との記憶が奪われました。
植木耕助はその記憶を取り戻すため、人間界から異世界へ旅立ちます。
新しい舞台は、人口のおよそ4分の3が能力者という世界です。
同じ主人公が、前作とは違う目的で冒険する続編となっています。
『タッコク!!!』――卓球と恋愛が結び付いたラブコメ

全6巻で完結しています。
卓球少女・珠野カコと、帰国子女の丸の内ガクが中心になる作品です。
物語にあるのは、現実にはない「卓球告白法」という法律。
卓球の試合と恋愛を結び付けた設定で、二人の関係が描かれます。
福地さんの作品には、こうしたスポーツのラブコメもあります。
『アナグルモール』――人間を強者だと思い込む地底人

全5巻で完結しています。
主人公のルチルは、「人間は強い」と勘違いしている地底人のスパイです。
人間の弱点を調べようと、地上の家庭にホームステイします。
ルチルが地上で何に驚き、どんな騒ぎを起こすのかという冒険を描いています。
『サイケまたしても』――幼なじみを救うため、同じ日を繰り返す

全15巻で完結しています。
平凡な毎日を送っていた中学3年生・葛代斎下の幼なじみ、蜜柑が事故で亡くなります。
絶望した斎下が池に飛び込むと、事故が起きた一日がもう一度始まりました。
斎下は、同じ日を繰り返す力で蜜柑を救おうとします。
特殊な力を得る話が、大切な人を失った一日をやり直す話として始まる作品です。
『ポンコツちゃん検証中』――毎日の能力検証が、二人を近づける

全10巻で完結しています。
誰かに頼られたい高校生の水戸くんを、初めて頼ってくれたのは夢咲さんでした。
彼女は、一年後に来る隕石を止めるため、毎日与えられる能力を検証しています。
隕石を止めるという大きな仕事を前に、鈍感な二人が一緒に能力を試していくコメディーです。
福地さんの能力ものを、恋愛のコメディーとして読みたいときの一作です。
『GOLDEN SPIRAL』――人類最後の国から、外の世界を目指す

全8巻で完結しています。
舞台は、土地も資源も限られたベルソー王国です。
この人類最後の国を救おうと、ザビは外の世界を目指します。
国の行く末と未知の世界への旅を描く、異能力のファンタジーです。
『パラショッパーズ』――売買する能力と、藁1本の使い方

2026年10月9日時点で『週刊少年サンデー』に連載中、公式作品ページでは最新6巻が案内されています。
主人公の天良木光定(あまらぎ・みつさだ)が始めたスマホアプリ「パラショップ」は、特殊な能力を売り買いできるものでした。
天良木が買ったのは、藁を1本だけ動かせる能力です。
天良木は、その力で他のプレイヤーと戦うことになります。
一見弱そうな力も、天良木の独特な物の見方によって可能性が引き出されていきます。
短編も読むなら
『うえきの法則エキシビション~福地翼短編集~』には、植木対佐野の対決や、『うえき』の外伝に加え、別の主人公を描いた短編も収録されています。
長い連載の次に一冊で違う物語を読みたい人には、この短編集もあります。
収録された6本は、短編集の内容を紹介した記事にまとめています。
まとめ
福地さんの次の作品を選ぶなら、能力の種類に加えて、どんな物語を読みたいかを考えてみると選びやすくなります。
能力を使う戦いなら『うえき』や『パラショッパーズ』、恋愛の笑いなら『タッコク!!!』や『ポンコツちゃん検証中』。
同じ作者の作品でも、好きな要素を手がかりに進める先は一つではありません。

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