光原伸さんと樹崎聖さんは、『週刊少年ジャンプ』時代に互いの漫画を手伝い合った友人です。
後に樹崎さんが『アウターゾーン』の舞台化を進め、光原さんも描き下ろしイラストや直筆色紙で協力しました。
2023年の公演では、光原さんは原作、樹崎さんは動画制作を担っています。
『アウターゾーン』の舞台化は樹崎聖の長年の目標だった
樹崎さんは、漫画の映像に俳優の芝居や音楽を組み合わせる企画「Domix」に取り組んでいました。
その大きな目標の一つが、『アウターゾーン』の上演です。
2020年の舞台制作陣へのインタビューで、樹崎さんは、光原さんに最初に声をかけたのはおそらく五年以上前だったと振り返っています。
作品に見合う規模で上演できるよう、まず実績を積む必要があると考えていたそうです。
光原さんに提案してから本格的に動き出すまでには、長い時間がありました。
舞台では、漫画のコマをスクリーンに映し、俳優の演技と音楽を重ねます。
光原伸は描き下ろしイラストと直筆色紙で協力
光原さんは、舞台のフライヤーに使うミザリィのイラストを新しく描きました。
クラウドファンディングの支援特典には、直筆色紙も用意しました。
樹崎さんは、カラーを指定していなかったのに、光原さんが彩色までしてくれたと話しています。

2021年のクラウドファンディングの活動報告には、直筆色紙を額に収め、サントラと一緒に梱包して発送する様子も記されています。
光原さんの絵による協力は、舞台の告知と、支援を募る特典の両方に及んでいたのです。
延期を経て2023年に公演|原作・動画・演出の分担
当初は2020年5月の公演を予定していましたが、新型コロナウイルスの影響で延期されました。
その後、Domix11『アウターゾーン』は2023年2月23日から25日、東京・杉並公会堂の小ホールで上演されています。
音楽を手がけた古根川広明さんも、公演のために制作したサントラの案内にその記録を残しています。

2023年の公式公演情報では、原作が光原さん、動画作成が樹崎さんとなっています。
舞台の演出は佐白啓さん、音楽は古根川広明さんでした。
かつては互いの漫画制作を助け合った二人が、今度は原作と映像を担い、俳優や演出家、音楽家と一緒に『アウターゾーン』を届けたのです。
まとめ
樹崎さんが目標としてきた舞台に、光原さんは原作と新たな絵で関わりました。
二人の仕事をたどると、漫画を描く現場での助け合いが、作品を別の形で届ける協力へと広がったことが分かります。
彩色された色紙にも、原作者がこの舞台企画へ参加した足跡が残っています。

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