『GS美神 極楽大作戦!!』の外伝や特別編は、すべて同じ本に入っているわけではありません。
『GSエミ』は通常版の最終39巻、『GSホームズ』の二作は別々の短編集に収録されています。
美神たちが再登場する読み切りには、DVD特典として描かれた作品や、復興支援企画に参加した作品もあります。
外伝と特別編の初出・収録本
本編の連載中に描かれた外伝と、連載終了後の読み切りを、初出と収録先で整理しました。
探すときは、作品名だけでなく収録本も一緒に確かめると見つけやすくなります。
『GSエミ』は通常版39巻に収録
小笠原エミが主役になるのが、『GSエミ 魔法無宿!!』です。
『GS美神』の連載が終わる前、1998年の『少年サンデー超』に掲載されました。
掲載号の表紙でも、エミと外伝の題名が大きく扱われています。

美神令子のライバルとして登場するエミを、今度は主人公として読める一編です。
通常の少年サンデーコミックスなら最終39巻、ワイド版なら最終20巻に入っています。
最終巻には、本編の結末とともに、エミを中心にした『GS』も収められています。
『GSホームズ』はカオスとマリアから広がる外伝
『GSホームズ 極楽大作戦!!』は、『サンデーGX』2002年1月号の読み切りです。
舞台は1890年のロンドン。
人造人間のマリアがシャーロック・ホームズを訪ね、行方不明になったドクターカオスの捜索を依頼します。

小学館の内容紹介には、マリアとホームズが旧知の間柄であることも記されています。
美神と横島を追う本編から、カオスたちのいる別の時代へ。
本編でおなじみの脇役が、新しい話の入口になります。
紙の本では『(有)椎名百貨店(超) GSホームズ極楽大作戦!!』に収録されました。
小学館の電子版で案内されている書名は『椎名高志短編集』です。
『トゥモロー・ネバー・ダイ!!』はDVD特典から書籍へ
『GS美神 極楽大作戦!! トゥモロー・ネバー・ダイ!!』は、2005年のDVD-BOX用に描かれた読み切りです。
アニメの映像とは別に、椎名が描いた漫画を冊子にして封入していました。

その後、この漫画は2008年の『絶対可憐チルドレン《解禁》ガイドブック』+『椎名高志ワークス』に再録されます。
小学館の紹介でも、第二部に『GS美神』の漫画24ページを収めたことが分かります。
『絶チル』の資料を探して開く本に、美神たちの短編も入っているのです。

2014年には、マイファーストビッグの『(有)椎名百貨店・新館』にも収録されました。
DVD特典を探さなくても、後から刊行された書籍で読む方法があります。
『血を吸う探偵』は、もう一冊の短編集へ
『GSホームズ 極楽大作戦!! 血を吸う探偵』は、2005年の『サンデーGX』に掲載された、ホームズの続編です。
こちらは『椎名大百貨店』に収録されています。

モリアーティー教授との戦いで死んだと思われていたホームズが、ワトソンの前に現れる。
しかもホームズは吸血鬼となって戻ってきます。
名探偵の帰還に、ゴーストスイーパーや吸血鬼の設定を重ねた読み切りです。
『椎名大百貨店』の紹介は、先の短編集に入った『GSホームズ』の続編だと明記しています。
最初の一作を読んで気になった人は、同じ本の次の話を探すのではなく、『椎名大百貨店』へ進むと続編を読めます。
『ブレイク・ユア・ディスティニー』は復興支援の特別編
2013年には、美神たちが復興支援企画『ヒーローズ・カムバック』に参加しました。
椎名が描いた特別編は『ブレイク・ユア・ディスティニー』。
『週刊少年サンデー』2013年13号と14号に掲載され、同年のアンソロジーに収録されています。

小学館による企画の報告では、細野不二彦の提案から、かつての人気キャラクターたちを新しい読み切りで登場させた経緯が説明されています。
単行本の必要経費を除く収益と印税を、復興支援のために寄付する企画でした。
椎名は発表当時のブログで、この特別編には『MISTERジパング』の信長や『一番湯のカナタ』のセイリュートも登場すると説明しています。
いつもの美神たちに、椎名の別作品の人物も加わる短編です。
後には『GS美神』文庫版の最終23巻にも収録されました。
まとめ
『GS美神』の外伝を探す楽しみは、美神たちの次の話を見つけることだけにありません。
エミを主人公にした一編や、カオスとマリアから始まるホームズの物語では、本編の脇役が別の話を連れてきます。
好きだった人物から読みたい外伝を選び、その収録本へ進む。
美神たちにまた会いたい人にも、脇役をもっと読みたい人にも、連載本編とは別に選べる一編があります。


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