画業55周年記念「あだち充展」は、漫画家になるまでの歩みや、代表作ごとの原画・映像を通じて、あだち充さんの仕事をたどる展覧会です。
東京会場には、『タッチ』のプレハブや、あだちさんのデスクを再現した展示もありました。
2026年10月18日現在、東京会場は終了しており、次の長崎会場は2026年12月19日からの予定です。

東京会場は、漫画家になるまでの歩みから始まった
東京・池袋のサンシャインシティで開かれた会場では、冒頭に「漫画家あだち充になるまで」という展示が設けられました。
兄のあだち勉さんと漫画に親しんだ頃から、上京し、石井いさみさんのアシスタントを経験した時期へと、漫画家になるまでの足跡をたどる構成でした。

続いて、『ナイン』『陽あたり良好!』『みゆき』『タッチ』『ラフ』『H2』『クロスゲーム』『MIX』の8作品を、それぞれのコーナーで紹介していました。
好きな一作の原画を見るだけでなく、その前後に、あだちさんがどんな作品を描いていたのかもたどれます。
代表作以前の仕事は、初期作品についての記事でも紹介しています。
大きな映像やプレハブで、漫画の場面を見せる
東京会場の作品コーナーには、原画のほかに、大きな壁や映像で漫画の場面を見せる仕掛けもありました。
公式サイトの東京会場の写真では、『タッチ』のコマを大きく映した作品ゾーンが紹介されています。

さらに東京会場には、『タッチ』に登場するプレハブの再現もありました。
赤い屋根とドアのそばには、パンチの犬小屋も置かれていました。
紙面で読んだ場所を、立体でも見せる展示です。

執筆机の再現と、日髙のり子の音声ガイド
東京会場のエピローグには、あだちさんのデスクを再現した展示が用意されていました。
東京会場の写真には、机の上の画材やモニター、その背後に飾られた仕事場の写真が写っています。

音声ガイドのナビゲーターは、『タッチ』の浅倉南を演じた日髙のり子さんです。
公式案内では、全10トラックで作品を紹介する構成とされています。
自分のスマートフォンを使って聴く方式で、イヤホンやヘッドフォンの持参が勧められています。

次の長崎会場は2026年12月19日から
公式サイトで、2026年10月18日に確認した次の会場の予定は、以下のとおりです。
東京会場の会期は、2025年12月19日から2026年1月14日まででした。
この記事の展示写真は東京会場のもので、公式サイトは、巡回先によって展示内容や演出が異なると案内しています。
来場前には、訪れる会場の最新情報を確かめてください。
まとめ
原画や年表をたどる展示に、漫画のコマを大きく見せる映像や、作中の建物の再現が組み合わされています。
漫画家としての歩みを知ることと、紙面で親しんだ場面を別の大きさや空間で見直すことを、一緒に楽しめる展覧会です。


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