『ドラゴンヘッド』は、2025年12月から新しい英語合本版で再刊されています。
同年、望月ミネタロウさんはニューヨークのイベント「Anime NYC」で取材を受けています。
そこでは恐怖の描き方だけでなく、青春漫画や映画の漫画化まで質問されていました。
英語の紙版を、新しい合本で再刊
英語版の版元Kodanshaは、2025年に『ドラゴンヘッド』の紙版を、新しい合本で再刊すると発表しました。
元の単行本2.5冊分を1冊にまとめ、全4冊にする計画です。
翻訳を新しくし、文字の組み方も更新しています。

英語合本版第1巻の紙版と電子版の発売日は、2025年12月16日です。
全10巻の従来の英語電子版もあり、初めて英語になった作品というわけではありません。
版元は、1990年代の災害ホラーの名作として、この漫画を紹介しています。
修学旅行帰りの列車がトンネルで事故に遭い、生き残った高校生たちが、何が起きたのか分からないまま脱出を目指す。
その始まりを、これから読む人への紹介にしているのです。
ニューヨークで尋ねられた、ホラー以外の仕事
2025年のニューヨークでの本人取材には、複数の漫画・アニメ媒体が参加しました。
質問は、代表作の怖さをどう保ったかという話から、初期の青春漫画、他の作家からの影響へと広がっています。
『バタアシ金魚』のような青春漫画から、なぜホラーへ進んだのか。
望月さんは、最初は自分に近い具体的なものを描き、仕事を重ねるうちに抽象的なテーマを理解できるようになった、と答えました。
この変化については、作風を変えてきた理由の記事でも紹介しています。

ウェス・アンダーソン監督の『犬ヶ島』を漫画化した仕事にも、質問が向けられました。
望月さんは監督の大ファンだったので、依頼を受けたときは大喜びしたと話しています。
一方、ストップモーションで作られた映画を漫画にする仕事は、とても難しかったとも振り返りました。

ホラーの代表作を入口にしても、取材では別のジャンルや、別の表現を漫画にする仕事まで話が進んでいます。
漫画家として何を描いてきたかを、作品をまたいで尋ねる場になっていました。
ファンの愛着を聞いた、本人の反応
取材では、連載終了から長い時間がたっても、なぜ『ドラゴンヘッド』がファンに愛されていると思うか、と尋ねられています。
望月さんは、ファンから直接、大好きだと言われたことはないと答えました。
嫌われて殴られたこともない、と冗談を添え、理由は自分では分からないものの、そう聞けるのはありがたいと話しています。
海外の読者に支持される理由を、作者が一つに言い切る回答ではありません。
記者がファンの愛着を伝え、作者がそれをありがたく受け取るやり取りでした。
ニューヨーク滞在の話では、ホテルのあるタイムズスクエアが映画の中のようだと感じたことや、出会った人たちが親切だったことも語っています。
代表作について答える作者の、旅先での感想も聞ける取材です。
まとめ
英語版の再刊によって、『ドラゴンヘッド』には新しく手に取れる紙の版が加わりました。
『ドラゴンヘッド』を好きになった人が『犬ヶ島』にも興味を持つ、そんな作品のつながりを、質問の広がりからも見つけられます。
再刊が案内された時期の取材は、代表作をもう一度紹介するとともに、その先にある作者の仕事へ目を向ける入口にもなっていました。


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