『烈火の炎』の森光蘭、『MÄR』のファントム、『麗の世界で有栖川』の蘭丸。
作品も姿も違う悪役たちを、安西信行さん自身が並べて語っています。
なかでも蘭丸には、ファントムで描けなかった部分を引き継がせたいと話していました。
前の作品で描こうとしていたことが、次の作品の悪役にもつながっていました。
森光蘭、ファントム、ゼロ、蘭丸を並べた本人の投稿
安西さんは2022年11月の投稿で、四作品の人物を比較しました。
『麗の世界で有栖川』の蘭丸、『烈火の炎』の森光蘭、『MÄR』のファントム、『MIXIM☆11』のゼロです。
安西さんは、この四人を物語に欠かせない、狂気を持つ人物として挙げています。

森光蘭は大きく口を開け、ファントムは笑みを浮かべながら、自分がいる世界への嫌悪を語っています。
投稿に添えられたコマでは、別々の姿をした悪役たちを見ることができます。

『MIXIM☆11』は安西さんと野坂恒さんの共同クレジットの作品です。
王冠をかぶるゼロも、安西さんが挙げた四人の一人でした。

ファントムで描けなかった部分を、蘭丸へ
蘭丸とファントムのつながりについて、安西さんは比較投稿より前から語っていました。
2020年9月の本人の言葉によると、ファントムには、描こうとしていて描けなかった「悪い部分や狂気」がありました。
安西さんは、その部分を蘭丸へ引き継がせようと考えていたのです。

2022年の比較でも、安西さんは、蘭丸をファントムに近い人物とし、その延長線上かもしれないとも述べています。
雷覇とペタは、役割の違いも含めて並べた
安西さんは、狂気を持つ四人とは別の人物も比較しています。
2022年12月の別の投稿には、霧古、雷覇、ペタ、ネメシスが登場しました。
安西さんは、NO.2の位置にいる人物への好みも語っています。

ただし、本人の説明は、四人をすべて同じ役職にそろえるものではありません。
『麗の世界で有栖川』の霧古は参謀的な位置にいる人物、『MÄR』のペタは参謀と説明しています。
一方、『烈火の炎』の雷覇が参謀に当たるかどうかは、安西さん自身も問いかけています。

過去の人物と新しい人物を比べる時、似た位置にいる者たちの違いも、本人の言葉に残っています。
まとめ
ファントムで描けなかったものを蘭丸へ引き継がせたい、という言葉には、前の作品を終えた後にも続く作者の課題があります。
その言葉を知ると、蘭丸の登場には、新作の悪役に出会う楽しさに加え、安西さんが以前から描きたかったものを読む楽しさも生まれます。


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