春風邪三太さんは、西森博之さんの元アシスタントで、『スピンナウト』を共作した漫画家です。
2026年の『徒然猿』では、二人が自分たちの昔の話を、掛け合いの漫画で描いています。
西森さんを「兄さん」と呼ぶ春風邪さんが、思い出を語り始める。
そこへ西森さんが別の話を返してくるやり取りにも、二人の関係が表れています。

『スピンナウト』の共作者が、再び一緒に描いた
『スピンナウト』は、西森さんと春風邪さんの共作で、全4巻の漫画です。
高校生の大原五月と田中誠が、異世界へ飛ばされる物語を描いています。

『徒然猿』は、2026年8月にサンデーうぇぶりで公開されました。
公式の作品紹介では、「作・西森博之」「画・春風邪三太」と表記されています。
二人の名前を並べるだけでなく、この新作での担当も示されています。
春風邪は昔の話をしたいが、西森の話は脱線する
『徒然猿』の導入では、担当者から漫画人生を語ってほしいと頼まれた二人が、何を話すか相談します。
二人が『スピンナウト』について話し始めると、西森さんは異国へ旅行した話を持ち出します。
その行き先をめぐっても、二人のやり取りが続きます。
春風邪さんが持ち出したのは、昔、スタッフたちが泊まった夜の出来事でした。
話の中には、春風邪さんの財布から現金が盗まれたという出来事も登場します。
ところが漫画の西森さんは、そんな話は聞いていなかったと返します。
春風邪さんが覚えていた出来事を、西森さんがこの会話で知る。
その反応も一緒に読める回想です。
元アシスタントの文章も、『西森博之本』に入っている
2018年の『漫画家本vol.8 西森博之本』には、春風邪さんのエッセイとイラストも収録されています。
小学館は、刊行時の案内で、元アシスタントの春風邪さんらが参加する「西森博之と私」を紹介しています。
作者本人に加えて、一緒に仕事をした人の側からも西森さんを知れる資料です。

同書の寄稿や仕事場写真などの収録内容は、『西森博之本』の案内で紹介しています。
まとめ
『徒然猿』では、思い出を語りたい春風邪さんと、別の話を返してくる西森さんを一緒に読めます。
一人だけの回想にはならないやり取りを、二人が共作の漫画にしているところが面白い。
かつての共作者が、昔の自分たちを題材にもう一度組んだ漫画です。


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