真島ヒロさんが、影響を受けた映画として挙げているのは『ブレイブハート』です。
心に残ったのは映像の美しさと、主人公の強い意志でした。
また、作品に共通する「家族」のイメージについては、『ゴッドファーザー』などの映画から刺激を受けたと話しています。
魔法や冒険を描く真島さんの漫画と、歴史映画やマフィア映画。
ジャンルは違っていても、本人が惹かれた人物の生き方や、人と人の結び付きから、創作へのつながりが見えてきます。

『ブレイブハート』で心に残った主人公の強い意志
『ブレイブハート』は、メル・ギブソンが監督・主演を務めた1995年の映画です。
スコットランドの自由のために戦うウィリアム・ウォレスを描いています。

真島さんは2018年のインタビューで、映画を見た時の映像美と主人公の強い意志が、自分の作品に受け継がれていると思うと説明しました。
出典:2018年の本人インタビュー
「家族」のイメージには『ゴッドファーザー』
真島さんは2021年のインタビューで、自分の漫画に共通するテーマを「仲間」と「家族」だと説明しています。
この二つには、発想のもとになる経験の違いがありました。
「仲間」には、学生時代の楽しかった交友関係や、こんな友達がいたらよかったという願いが反映されている。
一方、「家族」は、自分の家族よりもマフィア映画や任侠映画のイメージをもとに描いているといいます。
真島さん自身は、幼い頃から父親がおらず、母親と妹と暮らしてきたため、家族を描く時にはフィクションに頼るところがあると説明しています。

具体的な作品を聞かれて、真島さんが挙げたのが『ゴッドファーザー』などでした。
杯を交わし、契りや大切な絆を結ぶ姿に心を動かされたと話しています。
『ゴッドファーザー』は、コルレオーネ一家の暮らしと犯罪組織の盛衰を描いた映画です。
真島さんがこの話で注目しているのは、人々が絆を結んでいく姿でした。
出典:2021年の本人インタビュー
漫画を読んだうえで、映画にも触れる
真島さんは新人に向けても、漫画だけでなく小説、映画、ゲームや、人と会う経験から発想を広げるよう勧めています。
同時に強調しているのが、まず漫画をしっかり読むことでした。
漫画の構成や演出を学びながら、それ以外の体験からも人物のアイデアを得るという考え方です。
その助言は、映画の中の主人公や絆に惹かれた真島さん自身の経験とも重なります。
読者にどう人物を楽しんでもらうかについては、真島ヒロのキャラクター作りで詳しく紹介しています。
まとめ
歴史映画の主人公と、マフィア映画に登場する人々。
真島さんが語る二つの影響は、漫画の舞台と映画の舞台が似ているかどうかよりも、人物のどこに心を動かされたかという話でした。
強い意志で行動する姿や、大切な絆を結ぶ姿に惹かれた経験が、魔法や宇宙の冒険を描く時のイメージにもつながっている。
真島さんの漫画に親しんだあとで聞くと、遠いジャンルに思える映画の話にも、人物を描く作者の関心が感じられます。

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