沙村広明さんの『無限の住人』の作画動画は、講談社の公式YouTubeチャンネルで見られます。
2012年に公開された『密着! 熱筆! 沙村広明「無限の住人」作画風景』で、扉絵を描く過程を、約三分にまとめた映像です。
鉛筆で描かれる作品として知られる『無限の住人』ですが、この動画では、線だけの人物に陰影が加わっていく様子を見られます。
漫画の中に残る線が、どんな手の動きから生まれるのかを見られます。

講談社の公式作画動画
動画を公開しているのは、KODANSHA Books&Comicsです。
アフタヌーンの2012年の企画で公開され、同年の11月号に載った『無限の住人』の扉絵を描く様子が収められています。
輪郭から、鉛筆の濃淡を重ねていく
人物の輪郭がある紙の上で、沙村さんは、鉛筆の線を繰り返し重ねています。
顔や腕に陰影が加わり、人物の背後には、鉛筆を繰り返し動かした線が並びます。
輪郭の線を引く作業と、面を濃くしていく作業を、手元と一緒に見られます。
沙村さんが鉛筆や筆ペンを選んだ理由については、本人の対談や原画展での説明もあります。
作品を読みながら印象に残った線を、道具選びの話と、実際に描いている映像の両方からたどれます。

まとめ
完成した漫画では一度に目に入る陰影も、作画動画では、作者が少しずつ描き加えるものとして見られます。
『無限の住人』の絵が好きなら、物語を読む手を一度止めて、鉛筆を動かす手元に目を向けてみる。
この公式動画は、沙村さんの絵を、その描かれ方から楽しめる一本です。


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