冨樫義博さん本人が語る創作の話を、今すぐ読みたいなら、少年ジャンプ+の「冨樫義博×石田スイ 特別対談」から入れます。
公式ページで無料公開されており、ヒソカの描き方や、予定していた筋よりもキャラクターの言葉を大事にする話を読めます。
本で探すなら、藤巻忠俊さんとの対談を収めた『黒子のバスケ オフィシャルファンブック CHARACTERS BIBLE』や、村田雄介さんの『ヘタッピマンガ研究所R』などがあります。
話を文章で読みたいのか、描いている手元も見たいのかによって、選ぶ資料が変わります。
無料で読める、石田スイとの公式対談
少年ジャンプ+の特別対談は、石田スイさんがヒソカの過去を描く企画から生まれたものです。
冨樫さんの仕事場を訪ね、完成したネームを前に話しています。
面白いのは、ファンとして細部を調べた石田さんと、描いた本人の冨樫さんの見方が、必ずしも同じではないところです。
石田さんはヒソカの台詞につくトランプのマークを分析していましたが、冨樫さんは、ほとんどは感覚で選んでいると答えています。
そのやり取りから、ヒソカをどう動かすか、キャラクターの言葉によって筋を変えることもある、という創作の話へ進んでいきます。
対談は5ページ構成です。
読み進めると、石田さんのネームの具体的な場面を冨樫さんがどう受け止めたかも分かります。
企画の経緯は冨樫義博と石田スイの記事でも紹介しています。
藤巻忠俊との対談は『CHARACTERS BIBLE』に収録

『黒子のバスケ』の藤巻忠俊さんとの対談を読むなら、2012年刊の『黒子のバスケ オフィシャルファンブック CHARACTERS BIBLE』です。
集英社の内容紹介に、二人の対談が収録されていることが明記されています。
『黒子のバスケ』の人物データや読み切り版なども収めたファンブックの、一つの企画として掲載されています。
本の名前で探すときは「CHARACTERS BIBLE」、ISBNは「9784088705743」が目印です。
村田雄介の取材漫画で読むなら『ヘタッピマンガ研究所R』

村田雄介さんの『ヘタッピマンガ研究所R』は、漫画の描き方を漫画で紹介する一冊です。
その中に、冨樫さんを取材した回が収められています。
集英社が公開している目次では、STEP15から17が「冨樫先生に突撃取材!!」の3回です。
対談を文章で読み進める本とは形式が違い、村田さんの漫画を通して仕事の話に触れられます。
電子版も案内されているので、紙の本と併せて探せます。
他の漫画家の話と一緒に読む『マンガ脳の鍛えかた』
2010年刊の『マンガ脳の鍛えかた』は、門倉紫麻さんが取材・執筆した、ジャンプの漫画家37名のインタビュー集です。
冨樫さんも登場します。
キャラクターや構図、アイデアなど、漫画を作る工夫を扱い、仕事場や道具の写真も収録しています。
一人の作家の発言を追うだけでなく、他の漫画家がどんな方法で描いているのかにも興味がある人に向く本です。
書店で探す際のISBNは「9784087822809」です。
図書館の所蔵を探すページもあります。
閲覧・貸出の条件は、それぞれの図書館で確認してください。
本人の声と制作映像なら『ジャンプ流!』第21号

『ジャンプ流!vol.21 まるごと冨樫義博』は、DVDと冊子で冨樫さんの仕事を紹介した2016年の刊行物です。
DVDには、クラピカのカラーイラストを描く様子と、本人の声による解説・インタビューが収録されています。
冊子にも、デビュー前や連載にまつわるロングインタビューがあります。
文章で考え方を追うことに加えて、実際に線を引く手元も見たい人に向く資料です。
集英社の公式通販に商品案内があります。
DVDや冊子などの構成は、第21号の内容を紹介した記事にまとめています。
まとめ
インタビューを読む楽しさは、完成した漫画からは見えない、描くときの迷いや選び方に触れられることです。
石田スイさんとの対談では、石田さんが細かな法則を探した部分を、冨樫さんは感覚で選んでいた、というやり取りもありました。
まずはこの公式対談を読み、さらに知りたくなったことに合わせて、取材漫画や映像へ進むとよさそうです。


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