藤崎竜さんは『封神演義 逆命承天』で、新主人公と霊獣のデザイン、キービジュアルの描き下ろしを担当し、シナリオの相談にも応じています。
漫画が完結した後の世界を舞台に、新しい主人公が冒険するゲームです。
藤崎さんが描いた新しい二人は、制作チームのどんな依頼から生まれたのでしょうか。

新主人公の依頼に、霊獣が加わった
ゲームの主人公は、太公望の弟子・桃辰(トウシン)です。
新しい主人公で原作のその後を描きたいと考えた制作側が、藤崎さんにデザインを依頼しました。
完成した漫画の主人公を、そのままプレイヤーが操作する形ではありません。
太公望は師匠として、新主人公を支える立場で登場します。

ただ、最初の企画には、桃辰の相棒となる霊獣はいませんでした。
開発会社のLASTWONDERと相談する中で、霊獣に乗って戦うアクションが提案されます。
そこで、主人公と霊獣をセットで描いてほしいと、藤崎さんへの依頼が広がりました。
開発者インタビューで語られたこの経緯には、ゲームの遊び方を考えることと、新しいキャラクターを作ることのつながりが見えます。

相棒の名は朱雀童子(チュウチュエどうじ)です。
公式紹介では、桃辰へのツッコミ役とされています。
ゲームのために描かれた二人にも、仲間同士の掛け合いがあります。
物語を相談し、設定と世界観を確認してもらう
藤崎さんは絵を描くだけでなく、シナリオの相談も受けています。
制作側が作るシナリオについて、設定や世界観に関わる部分を藤崎さんにも確認してもらう、とプロデューサーの砂川和紀さんは説明しています。
集英社ゲームズとLASTWONDERが企画・制作を進め、原作の作者にも相談する形です。

ゲームには楊戩、哪吒、黄天化など、漫画でおなじみの人物も登場します。
その中へ新主人公と相棒が入り、漫画の後の世界を進んでいきます。
新しい絵を描く作者も、ゲームを楽しみにしている
藤崎さんはキービジュアルも描き下ろしています。
桃辰と朱雀童子、太公望たちが一緒に並ぶ、新作ゲームのための一枚です。
制作側はそのデザインをもとに、人物を動かせるゲームへと仕上げています。
絵の線や陰影をどう再現しているかは、藤崎竜さんの画風を研究した開発者の話でも紹介しています。
発表に寄せた藤崎さんの描き下ろしコメントには、コントローラーを手にした本人の姿と、ゲーム化を喜ぶ言葉が描かれています。
ゲームが大好きだという藤崎さんの、楽しげな挨拶です。

『逆命承天』は、2026年10月9日時点で、2027年発売予定と案内されています。
対応機種はNintendo Switch 2、PlayStation 5、Steamです。
まとめ
砂川さんは、自分も『封神演義』のファンとして、この新作を楽しみにしていると話しています。
藤崎さんのコメントと合わせて読むと、作る人たち自身の期待も伝わってきます。
漫画の読者にとっても、太公望たちに再会する楽しみに、新しく生まれた二人の冒険を見届ける楽しみが加わったゲームになりそうです。

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