藤崎竜は新作ゲーム『封神演義 逆命承天』にどこまで関わっている?

藤崎竜が描いた封神演義 逆命承天のキービジュアル。桃辰と朱雀童子、太公望と四不象 漫画家・作者
『封神演義 逆命承天』キービジュアル。イラスト・藤崎竜/安能務・藤崎竜、集英社、SHUEISHA GAMES、LASTWONDER。

藤崎竜さんは『封神演義 逆命承天』で、新主人公と霊獣のデザイン、キービジュアルの描き下ろしを担当し、シナリオの相談にも応じています。
漫画が完結した後の世界を舞台に、新しい主人公が冒険するゲームです。
藤崎さんが描いた新しい二人は、制作チームのどんな依頼から生まれたのでしょうか。

藤崎竜の描き下ろしによる桃辰、朱雀童子と太公望たちが並ぶ新作ゲームの告知ビジュアル
藤崎竜描き下ろしイラストを使った『封神演義 逆命承天』告知ビジュアル/安能務・藤崎竜、集英社、SHUEISHA GAMES、LASTWONDER。 出典

新主人公の依頼に、霊獣が加わった

ゲームの主人公は、太公望の弟子・桃辰(トウシン)です。
新しい主人公で原作のその後を描きたいと考えた制作側が、藤崎さんにデザインを依頼しました。
完成した漫画の主人公を、そのままプレイヤーが操作する形ではありません。
太公望は師匠として、新主人公を支える立場で登場します。

藤崎竜が描いた新主人公の桃辰。赤い髪、青と白の衣装と大きな丸い靴
新主人公・桃辰。藤崎竜による描き下ろし/安能務・藤崎竜、集英社、SHUEISHA GAMES、LASTWONDER。 出典

ただ、最初の企画には、桃辰の相棒となる霊獣はいませんでした。
開発会社のLASTWONDERと相談する中で、霊獣に乗って戦うアクションが提案されます。
そこで、主人公と霊獣をセットで描いてほしいと、藤崎さんへの依頼が広がりました。
開発者インタビューで語られたこの経緯には、ゲームの遊び方を考えることと、新しいキャラクターを作ることのつながりが見えます。

藤崎竜が描いた霊獣の朱雀童子。橙色の炎のような頭と緑の目
霊獣・朱雀童子。藤崎竜による描き下ろし/安能務・藤崎竜、集英社、SHUEISHA GAMES、LASTWONDER。 出典

相棒の名は朱雀童子(チュウチュエどうじ)です。
公式紹介では、桃辰へのツッコミ役とされています。
ゲームのために描かれた二人にも、仲間同士の掛け合いがあります。

物語を相談し、設定と世界観を確認してもらう

藤崎さんは絵を描くだけでなく、シナリオの相談も受けています。
制作側が作るシナリオについて、設定や世界観に関わる部分を藤崎さんにも確認してもらう、とプロデューサーの砂川和紀さんは説明しています。
集英社ゲームズとLASTWONDERが企画・制作を進め、原作の作者にも相談する形です。

封神演義 逆命承天の会話画面。桃辰と朱雀童子、楊戩が登場し、服や髪に線の描写がある
『封神演義 逆命承天』開発中の会話画面。桃辰と朱雀童子、楊戩が登場/安能務・藤崎竜、集英社、SHUEISHA GAMES、LASTWONDER。 出典

ゲームには楊戩、哪吒、黄天化など、漫画でおなじみの人物も登場します。
その中へ新主人公と相棒が入り、漫画の後の世界を進んでいきます。

新しい絵を描く作者も、ゲームを楽しみにしている

藤崎さんはキービジュアルも描き下ろしています。
桃辰と朱雀童子、太公望たちが一緒に並ぶ、新作ゲームのための一枚です。
制作側はそのデザインをもとに、人物を動かせるゲームへと仕上げています。
絵の線や陰影をどう再現しているかは、藤崎竜さんの画風を研究した開発者の話でも紹介しています。

発表に寄せた藤崎さんの描き下ろしコメントには、コントローラーを手にした本人の姿と、ゲーム化を喜ぶ言葉が描かれています。
ゲームが大好きだという藤崎さんの、楽しげな挨拶です。

ゲーム化を喜ぶ藤崎竜の描き下ろしコメントと、コントローラーを持つ本人の自画像
ゲーム化に寄せた藤崎竜の描き下ろしコメント。外周の白い余白のみ切り取り。 出典

『逆命承天』は、2026年10月9日時点で、2027年発売予定と案内されています。
対応機種はNintendo Switch 2、PlayStation 5、Steamです。

まとめ

砂川さんは、自分も『封神演義』のファンとして、この新作を楽しみにしていると話しています。
藤崎さんのコメントと合わせて読むと、作る人たち自身の期待も伝わってきます。
漫画の読者にとっても、太公望たちに再会する楽しみに、新しく生まれた二人の冒険を見届ける楽しみが加わったゲームになりそうです。

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