安西信行さんは、2003年に『MÄR』の連載が始まる時点で、すでに8話を描いていました。
『烈火の炎』の次の連載は、読者が第1話を読む前から、作者の手元では先へ進んでいたのです。
描きためた8話から始まった新連載
安西さんは連載開始時のコメントで、8話を描いたことと、その時点では締切に追われていないことを伝えました。
描きためたストックもすぐになくなるだろうと見込んでいましたが、当時はまだ「しめ切り地獄」にはなっていない、という報告です。

約3か月後も早い進行、序盤9話はプロローグ
2003年4月のコメントでも、安西さんは早い進行が続いていると伝えています。
その時点では、第17話を制作していました。
安西さんは、物語の組み立てについても説明しています。
9話までがある意味でのプロローグで、それ以降に話が動き始める構成です。
読者を物語へ迎える序盤を、複数の話にわたって設けていたことになります。
初連載では、毎話のネタを出すことに苦戦した
安西さんは、初連載『R・PRINCESS』の回想で、読切型の連載に苦戦した経験も語っています。
一話を作ると、また次の話のネタを考えなければならない。
安西さんは、その難しさを、話を作るたびにリセットがかかると表現しました。

『MÄR』では、8話まで描いて新連載を始め、その後には序盤の構成を読者に伝えています。
『R・PRINCESS』の回想では毎話のネタ作りの難しさを、『MÄR』の報告では先まで描き進めていた状況を語っています。
まとめ
読者が『MÄR』の第1話を手に取るとき、安西さんはすでに先の話を描いていました。
新連載の始まりを作者の側からたどると、発売日を迎える前の描きためと、その後も続く制作が見えてきます。

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