『MÄR』の意味と読み方|安西信行が語った題名の由来

安西信行のMÄR第1巻の表紙 安西信行
『MÄR』第1巻/安西信行、小学館。

『MÄR』の読み方は「メル」です。
安西信行さんは、題名をドイツ語の「メルヘン」から語尾を取り除いた言葉だと説明しています。
おとぎの世界へ旅立つ少年を描いた作品に、どのような名前を付けたのか、連載開始時の言葉をたどります。

メルヘンから「-chen」を取り除いた題名

安西さんは2003年の連載開始時のコメントで、題名の由来を明かしました。
もとになったのは、おとぎ話を表すドイツ語のMärchen(メルヘン)です。
安西さんの説明では、その末尾の「-chen」は、小さいものやかわいいものを表す語尾です。
この部分を取り除いた言葉を、新作の題名にしました。

安西さんは、題名にはいろいろな意味合いがあるとも書いています。
その詳しい説明は内容に関わるため、連載が始まる前には控えていました。

表紙の「メル」と、おとぎの世界への冒険

第1巻の表紙には、大きな「MÄR」の文字と「メル」という読みが並んでいます。
下部には「MÄRCHEN AWAKENS ROMANCE」という表記もあります。

安西信行のMÄR第1巻の表紙
『MÄR』第1巻/安西信行、小学館。表紙の題名の下には「メル」と記されている。 出典

主人公の虎水ギンタは、何度もおとぎの国の夢を見ていた中学2年生です。
おかしの家や喋る木がある世界に憧れるギンタの教室に、ある日、その世界へつながる扉が現れます。
ギンタは、クラスメイトが止めるのも聞かず、夢見ていた世界へ旅立ちます。
『烈火の炎』の次に始まった安西さんの連載は、この冒険から幕を開けました。

まとめ

『MÄR』は、おとぎ話への憧れを出発点にした冒険漫画です。
メルヘンをもとにした題名と、ギンタが夢の世界へ踏み込む物語は、作品の入口でつながっています。

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