皆川亮二さんが参考にしたのは、望月三起也さんの銃の描き方です。
皆川さんは、望月さんの銃は比較的小さく、構えた手にしっかり収まって見えると説明しています。
子どもの頃に夢中になった『ワイルド7』は、漫画を描くようになってからも、人物やアクションを考える手掛かりになっていました。

兄が買ってきた『ワイルド7』を、隠れて読んでいた
子どもの頃の皆川さんは、親から漫画を読むことを禁止されていました。
それでも、兄がこっそり買ってきた『ワイルド7』を、隠れて夢中になって読んでいたそうです。

小林千晃さんとの2023年の対談で、皆川さんは、車が壊れる様子や、銃の構え方に感じたリアリティを挙げています。
主人公の飛葉大陸だけでなく、車や銃を使ったアクションも、子どもの皆川さんを引き付けていました。

参考にしたのは、銃と手の大きさの関係
望月さんの銃の描き方について、皆川さんは、銃が比較的小さく描かれていると説明しました。
銃を構えたときに、手でしっかり保持している感じがする、と皆川さんは話しています。
皆川さんは、望月さんのその描き方を、意識して参考にしていました。


二人の絵を見比べるなら、銃を持つ手は、皆川さん自身が教えてくれた着目点になります。
飛葉は、応援するより憧れるヒーローだった
同じ対談で、皆川さんは、好きだったヒーローとして飛葉を挙げています。
努力を重ねて強くなる人物より、すでに力や魅力を備えた人物に憧れていた、と本人は振り返りました。
『スプリガン』の人物を描き始めた頃も、皆川さんは、自分の好きな漫画の人物を思い浮かべていました。
たかしげ宙さんとの対談では、望月作品に登場するような格好いい人物を描こうとするうちに、自分の描く人物ができていったと説明しています。
人物の基本をたかしげさんが考え、皆川さんが肉付けする共同制作の中に、皆川さんが好きだった望月作品の人物像も加わっていました。
まとめ
『ワイルド7』と『スプリガン』の銃撃戦を読むときには、人物が銃を握る手にも目を向けてみてください。
手に収まって見える大きさを、皆川さんはどう受け止めていたのか。
本人の説明を手掛かりに、二人の絵を見比べる楽しみも生まれます。


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