たかしげ宙さんは、2022年に配信されたアニメ『スプリガン』を高く評価しています。
配信前のコメントでは、原作者同士でも頭の中の芝居は違うとしたうえで、多くの人の理想に近い仕上がりだと語りました。
翌2023年の対談では、絵や音、声優のアドリブに感心した場面も具体的に挙げています。

原作者同士でも、想像する「間」や「抑揚」は違う
2022年6月の公式コメントで、たかしげさんは、再びアニメになるとは思わなかった驚きと、完成させたスタッフへの感謝を伝えています。
そのうえで触れたのが、漫画を読む人の頭の中にある芝居です。
原作ファンが思い描く理想形は、一人ひとり違う。
同じ漫画を作ったたかしげさんと皆川亮二さんの間でさえ、台詞の間や抑揚は違うはずだと説明しました。
たかしげさんは、その違いがあっても、今回のアニメは多くの人が求める形に近いと評価しています。
自分が想像した演技と同じかどうかだけでなく、映像で示された間にも納得できる作品だという受け止め方でした。
変わった部分があっても、見終わった感覚が漫画と重なる
2023年の原作者対談では、たかしげさんは、友人や漫画家から聞いた感想を紹介しました。
内容には原作から変わった部分があるのに、見終わった感覚は漫画の読後感と変わらない、というものです。
皆川さんも、ノリや間の取り方に原作らしさを感じたと応じています。
漫画を作った二人が、アニメを見る側になって、動きやテンポを楽しんでいたのです。
たかしげさんが特に挙げたのは、「帰らずの森」の絵の強さでした。
知人がプロジェクターで見た際、音が四方で動いて、怨霊に囲まれるように感じたという話もしています。

知っている物語でも、絵や音によって違う迫力が生まれる。
たかしげさんの感想は、ストーリーの再現だけには収まっていません。
芳乃と暁の「おじさん」のやり取りはアドリブだった
声の芝居について、たかしげさんが驚いたのも「帰らずの森」の一場面です。
染井芳乃が暁巌を「おじさん」と呼ぶ辺りの問答は、アドリブだったと明かしています。

たかしげさんによると、音響監督から会話で埋めるよう指示され、ほぼ一度でできたやり取りだといいます。
たかしげさんは、人物に合った言葉と反応になっていたことに感心しました。
漫画で人物を作ってきた原作者にも、その人物ならそう言うと感じられる会話だったのです。
芳乃と暁は、漫画を描く過程でも出番が広がった人物です。
対談では、アニメになった後の会話にも、その二人らしさを感じていたことが伝わります。
アニメを制作したスタッフ
公式のスタッフ表では、たかしげさんと皆川さんが原作、監督が小林寛さん、シリーズ構成・脚本が瀬古浩司さん、制作がdavid productionと記されています。

まとめ
たかしげさんが喜んでいたのは、原作の人物が、声と会話の中でもその人物らしく振る舞っていたことです。
芳乃と暁のアドリブの話には、漫画を作った人が、アニメを見る側としても楽しんでいた様子が表れています。
自分で考えた人物の会話に、改めて感心する。
その驚きも、たかしげさんが語ったアニメの魅力の一つでした。


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