『ぬ~べ~』作者二人の恐山取材|イタコを訪ねた真倉翔と岡野剛の体験

石灯籠と参道の奥に立つ恐山菩提寺の山門。下北ジオパーク公式掲載写真。 岡野剛
恐山菩提寺の山門/下北ジオパーク公式掲載写真。

『地獄先生ぬ~べ~』の真倉翔さんと岡野剛さんは、青森の恐山へ、イタコが集まる祭りを取材に出かけています。
真倉さんには、男性のイタコもいたという驚きが残りました。
岡野さんが見たかった口寄せは、テントの中で行われていて、直接は見られなかったそうです。

いずなを描いた二人が、恐山へ

『ぬ~べ~』には、イタコの葉月いずなが登場します。
第99話の紹介では、秋田出身で、代々イタコの家系に生まれた人物として描かれています。

制服姿で旗を掲げる葉月いずな。第99話の扉に秋田出身のイタコとして紹介されている。
『地獄先生ぬ~べ~』第99話「イタコギャルいずな口寄せするの巻」/原作:真倉翔、漫画:岡野剛、集英社。 出典

二人が現地の取材を振り返ったのは、2021年のインタビューです。
真倉さんは、岡野さんと一緒に、恐山のイタコが集まる祭りへ行ったと明かしています。
恐山は、いずなの出身地である秋田とは別の、青森県むつ市にある霊場です。

石灯籠と参道の奥に立つ恐山菩提寺の山門。下北ジオパーク公式掲載写真。
恐山菩提寺の山門/下北ジオパーク公式掲載写真。 出典

真倉翔が驚いたことと、岡野剛が見られなかったもの

真倉さんは、いずなのように、イタコは女性だけだと思っていたそうです。
ところが現地には男性もいて、そのことに驚きました。

口寄せの様子については、岡野さんが話しています。
テントの中で行われていたため、直接見られなかったことを残念がっていました。

作品の掲載誌と単行本を手にする真倉翔さん(左)と岡野剛さん(右)。2025年公開取材。
真倉翔さん(左)と岡野剛さん(右)。2025年公開インタビューより/webムー。 出典

岡野剛が探した、10代のイタコ

岡野さんには、ほかにも現地で探していた人がいました。
『ぬ~べ~』を連載していた頃、高校を卒業したばかりの10代のイタコが実際にいたといいます。
その人が取材先にいないか探したものの、見つかりませんでした。

真倉さんはそのニュースを覚えていませんでしたが、いずなを考える際に参考にした可能性を挙げています。

まとめ

真倉さんの思い込みが変わった一方で、岡野さんが見たかった場面は直接見られませんでした。
二人の率直な回想を読むと、漫画で描かれるイタコから、作者たちが確かめようとした現実の人々へも目が向きます。

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