田村由美が語った『7SEEDS』の怖さ|主人公が本当に怖がること

田村由美7SEEDS第2巻の人物と岩場を描いた表紙 漫画家・作者
田村由美『7SEEDS』第2巻/小学館。

『7SEEDS』の連載初期、田村由美さんは、ホラーの怖さを考えるときに「主人公がいかに本当に怖がっているか」を重く見ていると話しました。
2002年の公式インタビューで、春のチームに登場する虫が怖いという読者の質問に答えた言葉です。
恐ろしい動物や虫を登場させるだけでなく、それに出会う人物の恐怖に目を向けていたことが伝わります。

田村由美7SEEDS第2巻の人物と岩場を描いた表紙
田村由美『7SEEDS』第2巻/小学館。 出典

虫が怖いという読者の声に、何と答えた?

2002年の公式インタビューで、田村さんは『7SEEDS』を動物や昆虫のパニックホラーにもしたいと考えていたことを話しています。
自分の絵でホラーを表すのは難しく、手探りで描いているとも答えました。

その中で挙げたのが、ほかの漫画や映画を見て感じる、主人公の怖がり方の大切さでした。
人物の恐怖を伝えることの大切さと、難しさを、あわせて話していたのです。

田村由美7SEEDSの花びらと人物を描いた公式カラーイラスト
『7SEEDS』公式作品ページのイラスト/田村由美・小学館。 出典

映画とゲームでも、怖さの違いを考えていた

同じインタビューで、田村さんは映画『バイオハザード』の感想にも触れています。
ゲームで感じた怖さが映画では出ていないことに不満を持ち、ゲームは自分で動かすから怖いのだと考えた、と話しました。
これは2002年当時の本人の感想です。

主人公が本当に怖がることを重視した話と、自分で操作するゲームの怖さについての話。
どちらも、怖いものの姿だけでなく、危険を感じる側に注目した言葉です。

まとめ

虫の姿に驚いた場面を、その虫に出会った人物がどんな怖さを感じているかにも目を向けて読み返してみる。
田村さんが語った怖さの見方は、そのような読み直しの手がかりになります。

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