岩明均さんの創作への考えをネットで読むなら、旧モアイに掲載されたインタビュー第3回の保存版があります。
雑誌でまとまった取材を探すなら、本人インタビューを収めた『ユリイカ』2015年1月臨時増刊号「総特集=岩明均」が候補です。
『寄生獣』『ヒストリエ』の取材をさらに探すときは、大宅壮一文庫の雑誌記事索引から、掲載誌・号・ページを調べられます。
また、『レイリ』を別の漫画家と作った理由は、受賞時の本人コメントで読めます。
ネットで創作の話を読むなら、旧モアイのインタビュー

門倉紫麻さんによる「ちばてつや賞出身! 岩明均さんインタビュー」は、2013年の『モーニング』掲載取材を、2015年にモアイで再録したものです。
第3回「漫画家志望者が、まず、やるべきこと」の保存版では、本人の回答を読めます。
岩明さんは、新人時代に編集者から、人物が言い合うだけではなく会話をするよう求められたことを話しています。
さらに、一人で描く心細さや、編集者と意見が合わないときにどう向き合うかにも答えています。
制作を続ける考え方や、編集者との関わりを知りたいときに向く内容です。
長く描き続けた理由を尋ねられると、岩明さんは、漫画を描くことを嫌いにならず、自分ができるやり方を探してきたと説明しました。
本人インタビューと作品論をまとめて探すなら『ユリイカ』

『ユリイカ』2015年1月臨時増刊号「総特集=岩明均」には、岩明さんのインタビュー「晴れた日に、ペンをとり」が収録されています。
聞き手は斎藤宣彦さんです。
大宅壮一文庫の索引では、掲載ページは8〜13ページと案内されています。
この特集には、本人インタビューだけでなく、『七夕の国』『剣の舞』『ヘウレーカ』『ヒストリエ』などについての評論や、他の漫画家のエッセイも入っています。
青土社の掲載する目次から、自分の気になる作品についての文章を選べます。
岩明均さんの主な作品を読んでから、気になった一作の評論へ進む方法もあります。
映画『寄生獣』のインタビューには、監督の山崎貴さんと、主演の染谷将太さんが登場します。
岩明さん本人の発言を読みたいなら「晴れた日に、ペンをとり」、映画を作った側の話を読みたいなら映画の取材、という違いがあります。
出版社のページで読めるのは目次です。
特集本文を読むときは、雑誌のバックナンバーや図書館の所蔵を探します。
『寄生獣』『ヒストリエ』の取材を、号とページから探す
大宅壮一文庫の岩明均の雑誌記事索引には、本人への取材と、他の書き手による書評の両方が掲載されています。
本人インタビューを探すなら、発言者が岩明均になっている記事から選べます。
同じ『寄生獣』の取材でも、名台詞を尋ねる記事と、映画の完結編に関わる記事があります。
まず何について聞かれた取材なのかを選び、それから掲載誌を探すと、知りたい話へ近づけます。
大宅壮一文庫には、所蔵する雑誌記事のコピーを取り寄せる資料配送サービスもあります。
雑誌名・発行日・掲載ページを伝え、必要な取材のコピーを依頼する方法です。
利用は有料です。
共同制作の話なら、受賞コメントと編集者の取材

『レイリ』を室井大資さんと作った理由を読みたいなら、第3回さいとう・たかを賞の受賞者コメントがあります。
2020年の本人の説明で、岩明さんは、一人で別の作品を描くだけで手いっぱいだったことや、編集者に制作全体を任せた経緯を語っています。
質問に答える取材とは別に、本人が制作を振り返った文章を読める資料です。

『ブラック・ジャック~青き未来~』の脚本がどう漫画になったのかは、「虫ん坊」2011年10月号の沢考史さんのインタビューで読めます。
こちらで話すのは岩明さんではなく、企画に関わった編集者です。
岩明さんが脚本を届けたときのやり取りや、冒頭を修正した経緯が語られています。
まとめ
新人時代の編集者とのやり取りを知ると、岩明さんが会話を描くときに、どんな助言を受けていたのかが分かります。
『レイリ』の受賞コメントや『青き未来』の取材では、描き手と編集者がそれぞれ担った仕事も語られています。
これらの取材から読めるのは、作品の感想だけではなく、漫画が読者へ届くまでに関わった人の話です。
自分が好きな作品を、作り手の言葉からも知りたいときに、本人の取材や制作に関わった人の回想を選んでみてください。


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