新人時代の岡本倫さんには、自分の漫画が他人にも面白いのかという不安がありました。
2020年の本人インタビューでは、自分が面白いと思ったなら、その判断を信じられるようになったと振り返っています。
その変化までには、担当者の指摘を聞いた経験と、読者の反響に驚いた作品がありました。
自分だけが面白がっているのではないか
岡本さんは、デビュー前には、すごく面白いと思って描いても、他人にはまったく面白くないかもしれないと不安だったと話しています。
漫画家になるまでの回想では、初連載を始めたあとにも、仕事が長く続くとは思っていなかったと語っています。

担当者の指摘を聞いていた理由
2015年の漫画講義でも、岡本さんは新人時代の不安を語っています。
自分では面白いと思って描いていても、他人が読めば面白くないのではないか。
その意味で、担当編集者と意見を交わし、打ち合わせを続けることが大事だと考えていました。
岡本さんには、誰かに「OK」と言われると、そこで考えが止まってしまうところがあったといいます。
だから、担当者の指摘をよく聞いていました。
安心できる言葉だけでなく、自分の案を考え直す意見も必要としていたのです。

読者の反応から、自分の作り方を見直した
2020年の取材で、自分の判断を信じられるようになった経験を尋ねられると、岡本さんは『君は淫らな僕の女王』を挙げました。
岡本さんがネーム原作、横槍メンゴさんが作画を担当した作品です。

岡本さんは、この作品で整合性や最後のどんでん返しを考えすぎないようにしました。
すると、感動したという感想が多く届き、本人はその反響に驚きます。
考えすぎない作り方を試した経験から、自分と作品との関わり方が変わったと説明しています。
まとめ
自分の判断を信じられるようになった経験を問われて、岡本さんは、読者の反響に驚いた作品を挙げました。
自分の案に自信を持つまでの話には、担当者の指摘も、予想外の読者の感想も登場します。
岡本さんが面白さをどう判断するようになったかを知る手がかりは、その作品を読んだ人とのやり取りにもあるのです。


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