岡本倫は結末を決めてから描く?大まかなラストと、その場で作る週刊連載

パラレルパラダイス第1話で陽太が異世界の城と空を見る見開き。 岡本倫
『パラレルパラダイス』第1話より/岡本倫、講談社。

岡本倫さんは、連載の大まかな結末を考えています。
一方、翌週の展開は、その都度考えると話しています。
ラストを決めておくことと、途中で設定を足すことを、本人は両方取り入れていました。
2020年の本人インタビューから、どこまで決めて連載を進めているのかを見ていきます。

結末は決まっている。ただし、細部まで明確ではない

『パラレルパラダイス』第12巻が発売された頃、岡本さんはラストを決めているかと尋ねられ、ぼんやりとしたものではあるが決まっている、と答えました。
過去の連載作品についても、明確な形ではなく、だいたいの結末を考えていたと説明しています。
連載は、その終わりに向かって進めていくものでした。

パラレルパラダイス第1話で陽太が異世界の城と空を見る見開き。
『パラレルパラダイス』第1話より/岡本倫、講談社。 出典

翌週の話は、その場その場で考える

では、ラストまでの道筋も決まっているのでしょうか。
岡本さんは、来週どうするかはその場その場で考え、後から設定を足すこともあると話しています。
終わりの大枠があっても、そこへ至る各回の内容には、そのとき考える余地があるのです。

パラレルパラダイスで鳥の姿の人物が陽太に世界の神について話す場面。
『パラレルパラダイス』より/岡本倫、講談社。 出典

2020年の取材では、その作り方でも、だいたい当初の結末に向かい、大きく外れたことはないと答えています。

まとめ

読者が追う連載には、先に決めた到達点と、描き進める中で加わった設定や展開が共存しています。
岡本さんの回想は、結末があることと、毎回の内容まで決まっていることの違いを教えてくれます。

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