『CLAYMORE』は全27巻で完結した作品ですが、八木教広が連載を始めたときの見通しは、5〜6巻ほどでした。
当初考えていた長さは、完成した作品よりもずっと短かったのです。
八木は、描き進めるうちに人物の過去や目的に応じて世界が広がったと説明しています。
始まりは、戦士たちに目を向けた5〜6巻の見通し
八木は『エンジェル伝説』で出せなかったダークな要素を、次の作品で描きたいと考えていました。
そうして始めた『CLAYMORE』では、自分の中にあるものを出し切って読者に見せる感覚があったといいます。
学園ギャグからダークファンタジーへ転じた背景にも、この前作との関わりがあります。

連載を短く終えるつもりだったため、八木は当初、街や村の設定にはあまり触れず、クレイモアという戦士に注目して描こうとしていました。
世界観についての本人の説明によれば、設定を増やしていったのは、連載が続いてからです。
人物の過去や目的を描く中で、世界の設定も増えていったと八木は説明しています。
戦士に注目して始めた物語が、人物を深く知るために、その周りの世界へも広がっていったのです。
5巻で10巻、10巻で15巻へと見通しが変わる
八木は『エンジェル伝説』と『CLAYMORE』の長期連載を振り返り、5巻近くで10巻までは続くと感じ、10巻近くでは15巻まで行くだろうと、見通しが延びていく感覚を語っています。
翌年には終わらないとしても、その次の年まで続くかは分からない。
連載中の八木には、そのくらい漠然とした見通しがありました。

最終27巻と、作者が感じた安堵
最終27巻の紙版は2014年12月に発売され、集英社の書誌も同巻での完結を伝えています。

完結後に八木が語ったのは、物語を望んだ形で締めくくれたことへの安堵でした。
連載中は、きちんと終わらせなければという思いを持ち続けていたといいます。
まとめ
八木の回想では、巻数を先に固定するより、人物を描く中で必要になる世界を広げていました。
全27巻という長さにも、連載中に見通しを変えながら、最後まで物語を締めくくった経緯があります。


コメント