『MÄR』のバッボは、主人公・虎水ギンタが使うÄRMです。
けん玉に似た姿に口ひげが付き、話すこともできる、風変わりな武器でした。
安西信行さんは、バッボを「主人公(B面)」と呼んでいます。
ギンタの武器を、作者は主人公の一人としても扱っていました。
けん玉のような姿で、自分を紳士と呼ぶ
バッボは、自分のことを紳士だと主張します。
出会ったばかりのギンタに気安く触られると怒り、ドロシーの道具になることも拒みました。
ギンタは、話し、怒り、自分の考えを言うバッボと旅をすることになります。

第2巻の紹介でも、ギンタはジャック、バッボとともに、元の世界へ帰る方法を探す旅に出ています。
バッボはギンタが持つ武器であると同時に、一緒に旅をする人物でもあるのです。
安西さんが、水鏡や黒と並べたバッボ
安西さんは2022年の投稿で、『麗の世界で有栖川』の黒、『烈火の炎』の水鏡凍季也、『MÄR』のバッボ、『MIXIM☆11』の参宮橋竹蔵を比較しました。
安西さんは、黒を「主人公(B面)」と呼び、人とのやり取りによって変わっていく人物だと説明しています。

バッボについても、安西さんは「主人公(B面)」と呼び、受け狙いとしての紹介ではないと添えています。
人の姿をした黒や水鏡とともに、ギンタの武器であるバッボも、人物として並べているのです。

投稿に添えられた水鏡の言葉には、初めは復讐のことしか考えていなかった、という振り返りがあります。
水鏡は、仲間意識の強い烈火たちについていけないところもあったと語っています。

参宮橋竹蔵も、この比較に挙げられました。
『MIXIM☆11』は、安西さんと野坂恒さんの共同クレジットの作品です。
バッボが語る、自分と家来の命
同じ投稿に添えられたバッボのコマには、家来を死なせてまで自分が生きようとは思わない、という言葉があります。
その理由としてバッボが挙げるのも、自分は紳士だから、ということでした。

まとめ
バッボの面白さは、武器の姿や能力に加えて、ギンタとやり取りする相手にもなっているところにあります。
バッボの言葉や態度にも目を向けると、強い道具を手に入れる冒険と、紳士を名乗るバッボとの旅を、一緒に楽しめます。


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