七月鏡一さんは、皆川亮二さんの『D-LIVE!!』に脚本で参加しています。
担当したのは、「ミッドナイト・ラン」「野生のエルザ」などのエピソードと、物語の最後を描く「大地の果てまで」です。
『ARMS』で原案協力として知られる七月さんは、『D-LIVE!!』では個々の話のシナリオにも名前を残しています。
本人が振り返った『D-LIVE!!』への脚本参加
七月さんは、2012年の少年サンデーの本人メッセージで、同誌で最後に仕事をしたのが、2006年の『D-LIVE!!』への脚本参加だったと振り返っています。
その後、『AREA-D 異能領域』で少年サンデーに戻るまで、6年が経っていました。

七月さんの脚本参加は、それ以前にも見られます。
2004年に掲載された「ミッドナイト・ラン」にも、シナリオ担当として七月さんの名前があります。
話ごとにシナリオを書いた人が分かる
『D-LIVE!!』は、どんな乗り物も操れる高校生・斑鳩悟が、専門家の集団ASEの仲間と任務に挑む漫画です。
ジェットスキー、自動車、重機など、仕事に応じて悟が使う乗り物も変わります。
漫画を描いているのは皆川さんで、エピソードごとにシナリオを担当した人の名前が添えられています。
たとえば、第1話の「地下水道」では、地下の水路を逃げる銀行強盗を、悟がジェットスキーで追います。
この話のシナリオは横溝邦彦さんです。
七月さんが参加した漫画でも、すべての話を七月さんが書いたというわけではありません。

同じ悟の活躍を描く漫画に、複数の脚本家が参加していました。
皆川さんの機械を動かす人物の作画と、話ごとのシナリオが合わさって、乗り物アクションが作られています。
七月鏡一は最終エピソードも担当した
七月さんの参加は、独立した任務の話だけではありません。
最終エピソード「大地の果てまで」も、七月さんがシナリオを担当しています。

『D-LIVE!!』の単行本は全15巻です。
最終巻の第15巻では、原子炉を載せた巨大トラックをめぐる危機と、悟と百舌鳥の戦いが描かれます。
初めは地下水路の追跡で腕前を見せた悟が、終盤では、自分を育てた百舌鳥と戦うことになる。
悟がどんな機械を操れるかという楽しみに加えて、仲間との関係の行方も、終盤の見どころになります。
『ARMS』の原案協力という表記との関係
少年サンデーの七月鏡一プロフィールでは、『ARMS』と『D-LIVE!!』の両方が「原案協力」として紹介されています。
『D-LIVE!!』については、本人の「脚本の参加」という説明と、各エピソードのシナリオ表記から、実際に話を書いた仕事も分かります。

『ARMS』の表紙にある原案協力と、『D-LIVE!!』の話ごとのシナリオは、別の表記です。
七月さんが関わった範囲を知るには、作品名だけでなく、その話に添えられた名前も手がかりになります。
まとめ
『ARMS』で組んだ皆川さんと七月さんは、『D-LIVE!!』では、個々の任務の話から、悟の物語の最後まで一緒に作っていました。
七月さんの仕事をたどって読むなら、代表作の名前だけでなく、担当した「ミッドナイト・ラン」や最後の「大地の果てまで」に目を向けると、漫画の中で関わった場所が見つかります。
一冊の表紙から、話ごとの作り手へと関心を広げて読める作品です。

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