アニメ『ぼくらの』の原作者は鬼頭莫宏さん、監督は森田宏幸さん、アニメーション制作はGONZOです。
鬼頭さんの漫画をもとに、森田さんを中心とするスタッフが映像を制作しました。
放送終了時の公式取材には、森田さんが原作者へ伝えた案と、アニメ側で構想を練り直した経緯が残っています。
原作は鬼頭莫宏、アニメの監督は森田宏幸
GONZOの作品紹介では、次のように担当が分かれています。
アニメは2007年4月から9月まで放送された、全24話のテレビシリーズです。
原作の漫画は、小学館の『月刊IKKI』に掲載されていた作品です。
アニメの放送終了時には、漫画はまだ連載中でした。
その時点で森田さんは、鬼頭さんが原作をどう終えるのかを楽しみにしていると話しています。
鬼頭さんへ、一人の子どもを助けたいと頼んだ

放送終了時の公式インタビューで森田さんは、初めて鬼頭さんに会ったとき、子どものうち一人を助けたいと頼んだと振り返りました。
当初のアニメの構想では、ウシロが別の地球へ逃げて生き延びる案を考えていました。
その後、森田さんは友人たちに構想を話します。
友人の一人に、地球を見捨てて逃げる結末では視聴者が満足しないと説かれ、本人も納得して初期案を取り下げました。
最終的には、契約していなかったカナを、生きて未来へ進む人物として描く形になりました。
アニメの脚本も、監督とスタッフで作っていた

同じ取材で森田さんは、自分がシナリオの中心を担いつつ、各話の脚本家や演出家にも助けられたと語っています。
脚本家や演出家の提案も、アニメの展開や台詞につながっていました。
一方、原作漫画で、一人ずつの暮らしと物語全体をどうつないだかは、『ぼくらの』の群像劇の構成から読めます。
まとめ
森田さんは、原作を鬼頭さんの作品だと述べる一方、アニメの出来への責任は自分にあるとも語っています。
一人を助けたいと原作者に伝えた監督が、アニメ独自の構想を見直していく。
その制作の経緯を知ると、漫画の作者とアニメの作り手が、それぞれどこを担っていたのかが見えてきます。



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