『地獄先生ぬ~べ~』の美奈子先生には、実写ドラマ『好き!すき!!魔女先生』の主人公という原型がありました。
作画を担当する岡野剛さんが、自分に影響を与えた作品として語っています。
ホラー漫画では『恐怖新聞』を好んで読み、先生を描くときには、昔見たSFドラマが頭にあったのです。
水木しげるや楳図かずおの漫画も読んでいた
岡野さんは、2025年の真倉翔さんとのインタビューで、水木しげるさんや楳図かずおさんの漫画を読んでいたと話しています。
ただ、初めから恐怖漫画を描こうと決めていたわけではありませんでした。
『ぬ~べ~』以前の初連載『AT Lady!』は、ロボット刑事たちが騒動を起こすギャグ漫画です。

好きで読んでいた、つのだじろうの『恐怖新聞』
別の2025年のインタビューで、岡野さんがホラーの愛読作として挙げたのは、つのだじろうさんの『恐怖新聞』でした。
秋田書店の第1巻の紹介では、深夜に突然届く新聞を読んだ人の寿命が、百日縮むという怪異が説明されています。

生徒を守る宇宙人の先生が、美奈子先生の原型に
同じ取材で、岡野さんは石ノ森章太郎さん原作の実写ドラマ『好き!すき!!魔女先生』から受けた影響も明かしています。
女の先生が宇宙人で、特殊な力を使って生徒を守る話だったと振り返りました。

東映ビデオの作品紹介によると、主人公は東西学園の女教師・月ひかるです。
その正体はアルファ星の王女で、子供たちを守る任務を持って地球へ来ています。
指輪に秘めた力を使い、生徒たちの危機を救う先生でした。
岡野さんは、この主人公が、ぬ~べ~の恩師である美奈子先生の原型だと説明しています。
『ぬ~べ~』を描くときには、ドラマのことがいつも頭のどこかにあったそうです。
昔見た先生の姿は、ぬ~べ~を教えた先生を描くときにも、手本になっていました。
ぬ~べ~自身にも、憧れた先生の姿を入れた
岡野さんが最初のインタビューで語ったのは、自分が小学生の頃に憧れた先生のイメージを、ぬ~べ~へ入れようとしたことでした。
若い男性としての自分の心情をそのまま重ねるより、生徒だった自分がどう見ていたかを頼りにしたのです。
真倉さんと理想の先生像について意見を交わしたことも、主人公が形になる過程の一つでした。
まとめ
美奈子先生の原型を知ると、『ぬ~べ~』の先生像に、実写のSFドラマがつながっていたことが分かります。
岡野さんの中には、愛読したホラー漫画の記憶とともに、不思議な力で生徒を守る先生の手本もあったのです。


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