福本伸行はドラマ『天』にどう関わった?原作・出演と、岸谷五朗への期待

ドラマ天の会見に立つ的場浩司、吉田栄作、岸谷五朗、古川雄輝、福本伸行 漫画家・作者
ドラマ『天 天和通りの快男児』の2018年の会見。左から的場浩司、吉田栄作、岸谷五朗、古川雄輝、福本伸行/TV LIFE会見取材。

2018年のドラマ『天 天和通りの快男児』では、福本伸行さんの漫画を、岸谷五朗さんたちが演じました。
福本さんは原作者として、制作発表や会見でコメントしています。
制作発表で寄せた言葉には、俳優や制作チームへの期待と、最初の人気作が映像になる喜びがありました。

原作は福本伸行、脚本は別の三人が担当

テレビ東京の2018年の発表では、原作は福本さん、脚本は根本ノンジさん、政池洋佑さん、宮本正樹さんと記されています。
監督は、二宮崇さん、柴田啓佑さん、宮脇亮さんです。

福本さんが徳永友一さんと共同脚本を担当した映画『カイジ ファイナルゲーム』とは、担当の表記が違います。
『天』では、脚本と監督を、それぞれ番組の制作陣が担当しました。

岸谷五朗の、飄々とした気配に天を見た

福本さんは、制作発表で、前年のドラマ『銀と金』を作ったチームが再び関わることを喜びました。
福本さんは『銀と金』を高く評価し、このチームなら麻雀ドラマの面白さを伝えてくれると期待していました。

天貴史を演じる岸谷五朗と原作の天貴史を並べた公式ビジュアル
天貴史を演じる岸谷五朗と、原作の天貴史(2018年)/©福本伸行・竹書房、「天」製作委員会。 出典

主演の岸谷さんについて、福本さんが天と重ねたのは、無頼な気配と、飄々としているところでした。
外見を原作へ近づけるだけでなく、岸谷さんの雰囲気に、天という人物を感じていたのです。

最初の人気作が、俳優たちによって表現された

2018年の制作会見でも、福本さんは『天』への思いを語っています。
福本さんは、売れなかった頃に『天』が最初の手応えをもたらしてくれたと振り返りました。
その漫画がドラマになったことを喜んでいたのです。

ドラマ天の会見に立つ的場浩司、吉田栄作、岸谷五朗、古川雄輝、福本伸行
ドラマ『天 天和通りの快男児』の2018年の会見。左から的場浩司、吉田栄作、岸谷五朗、古川雄輝、福本伸行/TV LIFE会見取材。 出典

この会見で福本さんが評価したのは、俳優たちが、外見だけでなく、人物の中身まで表現しているという点です。
制作発表の期待だけにとどまらず、演じられた人物への評価も語っていました。

福本さん自身の出演も、番組の公式告知にあります。
当時の告知では、福本さんは後半の東西戦の場面に登場すると説明されていました。

続編で、赤木の生き方が届くことも願った

2019年には、特別ドラマ『天 赤木しげる葬式編』も作られました。
福本さんは、続編へのコメントで、漫画を描き終えた時には、こうしたドラマ化を考えていなかったと振り返っています。

古川雄輝、岸谷五朗、吉田栄作を並べた天 赤木しげる葬式編の公式ビジュアル
特別ドラマ『天 赤木しげる葬式編』(2019年)の公式ビジュアル/©福本伸行・竹書房/「天 赤木しげる葬式編」製作委員会。 出典

福本さんが願ったのは、赤木の自由さや温かさ、賢明さが、映像を通じて広まることでした。
福本さんは、このドラマが、人に少し優しくでき、後悔の少ない人生を歩むきっかけになれば幸せだ、と述べました。
麻雀の強さに加え、赤木の生き方にも触れてほしいという期待です。

まとめ

続編へのコメントは、「我々は我々なりに」という言葉で結ばれています。
赤木そのものになれなくても、赤木の自由さや温かさから、自分の暮らしへ持ち帰れるものはある。
福本さんがドラマに寄せたのは、そんな期待でした。

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